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何でそんなに気にしてくるんですか
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あの後の部活は全然上手くいかなかった…ミスばっかでメンバーや顧問、及川さんにまで迷惑をかけてしまった…
あぁ情けない
ほんとに、情けない…
地味に落ち込みながら金田一と教室に向かっていると呼び止められた…花巻さんに…
しかも花巻さんは2人きりで話したいと金田一に言って、金田一は気遣ってなのか分かりましたと先に教室に入ってしまった。
国「あの、何ですか…」
花「ぇっ!……あぁ、とりあえず場所変えるか」
そう言って連れてこられたのはあまり使われていない多目的室。
なんのためにここに連れてこられた?…もしかして、花巻さんはαなのか?
頭の中を嫌な予感が巡る。
怖い、あの日みたいなことになったら…
俺は無意識に構える、いつでも逃げれるように
そして相手の様子を伺っていると花巻さんは話し出した
花「あの、さ…もしかしてだけどお前って及川のこ好きだったり……すんのか?」
国「え……?そ、んなわけないじゃないですか…ありえない」
背中を嫌な汗が伝う。
バレてしまう……及川さんにも、きっとバレてしまう…
だから必死に嘘をついた。
花「だよな……ぁー、わりぃなんか、最近お前が頭から離れなくて…金田一もお前のこと心配してたし…それにあの日…お前が泣いてた日…」
あれはどうして泣いてたんだ?
そう真剣な目で俺を見つめ、聞いてくる。
その真剣な目を、直視出来なくて思わず目をそらす…
どうにか、話を逸らさないと……
あぁ、ならいっそ…逆にバラしてしまえばいいのかもしれない…
花巻さんはいい人…ではあるみたいだし、何より頭の回転が普通よりいい…だから変に追求はしないだろう
覚悟を決めて口を開く
国「…花巻さんは、α……ですよね?」
目を見開く花巻さん、そりゃそうか……何もそんなこと話したことない人間に言い当てられるんだから…でも俺には分かった…どこかしらこの人には天才の匂いがしたから
花「…あぁ、そうだけど……それがどうしたんだ?」
国「そうですか……俺は、Ωです…」
花「…………は?」
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