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「でも…」
「でもじゃねぇよ!
俺がいいっつってんだから呼べ!」
…ついには命令かよ。
いーみーふーめーいー!!!
こいつの名前とか絶対呼びたくねぇ!!
そう思ってた時、ちょうどよく鳴った電話。
「ごめん。電話出てくるね。」
「あっ、おい!!」
ナイス、暁紀!!
いつの間にかHRも終わってたのですかさず人通りの少ないとこへ行く。
「もしもし。」
《おせぇ。》
不機嫌そうな暁紀。
でも、聞いただけでとても落ち着いた。
…うん、嫌なことばっかだったしな。
「悪い、マリモにつかまっちまった。」
《…まじか。
それは…きついな。》
暁紀も俺の家族の影響で、ある程度はわかる。
マリモって言っただけで理解してくれたし。
「マジでキツイ。
うっさいし、自己中だし…
今も名前呼び強制されてる。」
《…は?》
愚痴をこぼしていると、暁紀から冷たい声。
え、何。俺なんか言った?
《名前呼び、強制されてんの?
…呼んだか?》
「なわけねぇだろ。」
なにがあっても呼びたくない。
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