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やっとのことで初授業。
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教室に戻ると、ちょうど休憩時間。
時間割を見ると、三時間目は数学と書いてある。
…数学、か。
(がらららっ…)
「席に着きなさい。」
入ってきたのは、七三分けのピシッとした堅苦しそうな教師…イケメンの。
…うわー、あーゆう人苦手。
まあ、授業が面白ければいいけど。
マリモは結局、授業には出ない様で俺の隣は誰もいない。
数学の係なのか、一人の男子が前に出て号令を行った。
「----だから、---」
黒板に書かれるお手本のようなきれいな字。
性格とかも絶対きっちりしてるタイプだなぁ…
教科書などは、前の学校のものを使っているが…
内容がほとんど違うため意味ない。
まあ、こんなのなくても分かるから問題はない。
授業のレベルはそこそこだな。
前よりは高いが、もう少し上のレベルがしたい…
そう思って窓の景色を眺めているとそれを目ざとく見つけられた。
「桐島さん。
外を眺めずこの問題を前に出て解いてください。」
嫌悪感の混じった声。
…このひと、なんでこんなホモ校に来たんだろう…
とりあえず、言われた通り黒板のほうに行ってチョークを持つ。
俺にとっては簡単で、つまんねぇ。
「できました。」
「…賢いんですね。
戻ってください。」
あ、この人…
バカは嫌いな人だ。
問題を解いた瞬間、俺に向かってふんわり笑っていた。
…笑ったとき、イメージがガラッと変わる。
これがギャップ萌えってやつか…!
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