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英語。
授業が始まり、しばらくは集中していたが…
だんだん、睡魔が襲ってくる。
英語って、聞いてたらなんか眠くなんだよなぁ…
ウトウトとしていると、チョークが飛んでくる。
「った~…!」
「桐島、寝るな。
寝るくらいならこの文を読め。」
チョーク投げるとか卑怯だろ…
そう思いながらにらんでいるとちょうど吉城と目が合い、ニヤッと笑いながら俺を名指しする。
…めんどくせ…
「…はい。」
返事をしてから、指定された箇所を読む。
英語は五科目の中でも一番得意だった。
そのため、とても流暢な英語を話せるのは話せる。
…使わねぇけど。
「----.
ここまで、ですよね?」
「っああ、そうだ。」
読み終わり、吉城に確認を取ると、ハッとしたように返事をした。
どうしたのか…少しぼーっとしている。
…俺は座っていいんだよな。
「…どうしましたか?」
俺が座ってからも静まり返っている教室。
それを不審に思って声をかけるが、反応なし。
なんだよこれ。
クラスメイトの中には少し赤面してるやつもいるし…
何に照れてんだよ。
…まあ、役目は果たしたし…
寝るか。
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