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Coffee 4
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車の揺れが心地いい....
...ほんのり甘い匂いとコーヒーの香り..、
キムの匂い....
自分が寝ている隣に人がいるの、安心する...
なんでだろ、先生だから?
このまま、ずっと、走っててくれれば良いのに
「....さらって、..,.」
センセイ・・・、このままさらってって・・
「・・おい、立花、・・」
キムに呼ばれ、重いまぶたをどうにか開ける。
「ん・・オレ寝てた?センセ、ゴメン・・」
キムはオレの顔をジッと見ると、俺の額に手のひらをあてた。
「・・やっぱ、ちょっと熱あるな、」
急にキムに体を触れられドキッとする。
「・・大したことねーし、大丈夫っ・・。
あ、センセイあそこのコンビニで降ろしてもら
っていい?家、すぐだから・・」
立花は信号の先にあるコンビニを指して言った。
「夕飯買って帰りたいし、」
「・・・」
「センセイ?」
木村の眉間にシワが寄る。
「お前、親は帰るの遅いのか?」
「・・親父は出張で今いない、」
立花の話し声が、だんだんと小さくなっていく。
「・・うち、親離婚してるから・・」
「・・・・」
「でも、一人だと気楽だし、」
木村は静かに立花の話を聞いていた。
車は信号を越えると、そのままコンビニの前を通り過ぎてった。
「ちょ、センセイ?ここのコンビニ、」
「・・」
「聞いてんの?」
「・・定食屋でメシにするぞ、
コンビニよりはマシだろ?」
「へ?」
オレはなんだかよくわからないまま定食屋でキムと夕飯を食べ、満腹のお腹を抱え帰りの車でもまたウトウトとしてしまった。
「・・立花、・・着いたぞ、」
木村に肩を揺さぶられ、立花は目を覚ました。
「・・ん・・、また寝てた、..もう家・・あれ?」
目を擦りながら外見ると、そこは知らないマンションの駐車場だった。
「センセイ・・ここどこ?」
「お前、家帰っても一人なんだろ。・・うちで良けりゃ泊まってもいいぞ」
「へ?え?あっ、えええ!?」
オレが寝ぼけてるのだろうか、
ココ、キムの家...?
「帰りたきゃ送ってくし、どっちでもいいぞ」
キムは淡々と表情を変えずに言う。
「え、でも、あ!家族もいるんだろ?迷惑じゃね、」
「ああ、それは気にすんな。今、いないから」
「え?」
「ちょっとな、別居中なんだ」
「あ?そ、そう、・・」
良いのだろうか、先生の家に泊まって。
良くはない、・・けど、
てか、別居中って何?
「で、どーすんだ?」
何だか良く分かんねーけど、
キムが泊めてくれるなんてもうねぇだろうし、
「....センセイの家に泊まる、」
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