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Coffee 5
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キムの後に続いてリビングに入ると、
「適当に座ってろ」
と言われキムは奥の部屋へ消えていった。
先生の家に来るのなんて初めてで、なんか落ち着かねー・・
その場の勢いで泊まるって言ったけど...
立花はとりあえず革張りのソファーに腰を下ろし、木村が戻って来るのを待った。
しばらくすると、木村がラフなシャツに着替え戻ってきた。
「立花、今フロ溜めてるから、もう少ししたら、」
「・・センセー、」
「・・ん?どうした?」
「オレ、・・ホントにここにいて大丈夫?
・・やっぱ、迷惑じゃね?」
普通に考えて、生徒が泊まるなんて、先生には迷惑だよな、・・
オレ、帰った方がいいんじゃねーのかな、
立花は不安げに視線をさまよわせる。
「問題ねぇって、
・・何気にしてんだよ、お前は」
「・・」
「余計なこと考えてねぇで、フロ入ってこい。
あがったら風邪薬置いとくから、それ飲んで
今日はもう寝ろ、な?」
キムに諭され、立花は大人しく風呂場に向かった。
お風呂から上がると、キムはリビングのテーブルに座りパソコンで作業をしていた。
「・・センセ、・・何してんの?」
「あ、フロ上がったのか。ホレ、風邪薬」
木村は眼鏡を外し、テーブルの上に置いた市販薬を指差した。
「センセイが眼鏡してる、、」
「なに?オレが眼鏡かけてちゃ悪りいのか?
・・書類作ってたんだよ」
木村は広げた書類を一つにまとめテーブルの上を片付ける。
「センセイ、なんか学校の時と雰囲気違くね?...」
私服に眼鏡のキムなんて、見慣れていなさすぎて別人みてぇだ....。
「センセイ、家帰ってきてまで仕事してんの?」
「まあ、最近忙しくてな、」
「ふーん...ホントに先生って大変なんだ....
ふぁ..」
立花はあくびを噛みしめ、木村の隣に座り目をシパシパさせる。
「ちょっと早ぇけど、寝るか?向こうの客間に布団の準備すっから、少し待ってろ」
「..........
あ、」
立ち上がろうした木村を小さく呼び止める。
「・・おれ・・、
センセ一んトコで寝たい」
「は?・・」
「・・じゃあオレが客間で寝る・・か」
「そうじゃなくて....センセーと...、」
「あぁ?」
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