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Sunshine 3
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「あ、そーか、立花は本命がいるんだっけ〜、
アレ、今日はしてないんだ?」
飯野は立花の首元を探り、何もしてない事が分かった後も、鎖骨の辺りをまさぐる。
「ちょッ、先輩、ッ」
「え!立花、本命って何!」
ウトウトし始めたツッチーが、単語に反応しパッと顔を起こした。
「飯野先輩が勝手に言ってるだけで、そんなのいねぇし、....ッ、先輩、手」
ティーシャツの襟から中に手を入れられ、焦った立花が引き剥がそうとしていると、バッと二人の体が引き離された。
「飯野、あんま後輩に絡むなよ、」
小野寺は二人の間に座ると、飯野の缶ビールを取り上げる。
「なんだよ、小野寺邪魔すんなよー、お前は関係ないだろー、オレは後輩を可愛がってるだけだし」
飯野は小野寺を押しのけようとするが、小野寺はそうはさせず、立花を後ろへ追いやる。
「ハイハイ、今度可愛い子揃えて合コンしような、」
「合..コン?!ホントか!」
途端に飯野は小野寺の手を握って、目をキラキラさせた。
「はぁ....、疲れた」
飯野先輩が合コン話に食いついている隙に部屋を抜け出し、思わずため息をつく。
なんなんだ、あの先輩は.....
背後で扉が開く音がして振り向くと、小野寺が部屋から出てきたところだった。
「.....先輩、」
酔い冷ましに外に出て、自販機で買ったジュースを片手に、縁石に座る。
「飯野いつもはあんなに絡まないんだけど、
.....何かあった?」
「なんかって、....アレって先輩に彼女が出来たからじゃねーの?」
こないだ部室での事も、....え?
とばっちりじゃね?
「そうだとすると、オレのせいかな?何かゴメンな、」
小野寺は困ったように笑みを浮かべ、頭を下げた。
別に、先輩のせいではないし、謝られても....
「さっきの、本命の話、」
「え?」
「立花が最近よくしてる、リングのこと?」
「..........だから、アレはそーいうんじゃ、」
気づいてたのか、先輩
...アレのこと、
「立花は、特別な相手...作らないんだと思ってたよ」
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