アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
仲がよろしいようでなりよりデス
-
「アンタ……先輩さぁ、
意味なく人を睨むなって、秋、ビビってんじゃん」
日野ぉ~~
この先輩にアンタとか言えるのお前だけだ、
二年の先輩たちだって怖がってんのに。
「あぁ?コレは生まれつきだ。
じゃ、お前が優しく聞いてやれば良いだろが」
「オイ、どーなんだよ、秋一」
何でお前まで対抗してメンチ切ってくんだよ!
「テメェ、よく人のこと言えたな」
「あ~つい、うっかり」
「うっかりだと?お前の方がよっぽどガラ悪いじゃねーか、あ?」
なんなんだこの二人。
ガラの善し悪しとかもはや別問題でしょうに。
ヤンキーとチンピラ同士の言いがかりの
つけ合いとか何処か他所で
やってくれないだろうか……凄く、邪魔。
仲いいのか悪いのか二人揃うと最近いつもこの流れだ。
似た者同士で当事者達は楽しいのかもしれないけど、
―――周り見てほしい、
二人が本気で喧嘩でも始めるんじゃなかって
ビクビクしてるじゃないか。
「つーかさ、先輩もコソコソ、アイツと
何かやってねぇ?部活無い日とか」
「はぁ?何のことだか分かんねーな」
先輩の性格的に一緒に囲碁を打ってる事は
言いたくないだろうと、俺も自ら地雷を踏む勇気はなくって
触れないでおいたのに、どうしてそこに飛び込む?
「ふ~~~~~~ん。
あーそ、どうでも良いけど」
おおっ!?トシが空気を読んだ?
あのトシが……成長したね、
謎の感動が湧いて目から汗が出てきそうだよ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 187