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不本意ながら
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「こっちに挨拶に来る気はないようですね」
「んー?ああ。良いって良いって」
立ち姿を改めて見ると結構な長身でスラリとスタイルも良い。
ボスか……
この人の一声であのヤンキー達が大人しくなったんだよね。
スゲー怖い人なんだろうな、とか思ってると、
「しっかし、ヤンキーってのはイケメンが
多いと聞くが可愛かったな~長身の童顔で。
ありゃボスというよりアイドルだ。
一体どんなやり方であの荒くれ共を仕切ってるのやら実に興味あるなぁ。
ちぇっ、もっとプッシュすべきだったか?俺」
何を想像してるのか知らないがニヤニヤしてる顔がイヤラシい。
「死ね」
「妬くな妬くな」
「なんで俺が妬くんですか、意味が分からない」
「お前の方が比べ物にならないくらい可愛いから」
「……っ」
「あ!それとキス何処でする?」
「するわけないでしょう。
あんなの本気にしないで下さいよ」
「お前、教師に嘘をついて良いと思ってるのか?」
「良いんじゃないですか~」
「え~~~内申にひびくぞ」
「担当全然違うでしょう。
第一俺のその要因はどうするつもりですか?
セクハラに応じなかったとでも」
「そこは何とでもなる」
「最低です、先生」
威張っていうことか。
そんなヤバイ人だとは知らない部員達は先生が向こうの監督を
注意しに行ったから後半戦は生徒が態度を入れ替えたと誤解し、
結果、満場(マイナス1)一致によって
とうとう晴れて先生は監督へと昇進を果たしてしまった。
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