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纏まりのないチーム
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「あ、やるんスか?
イイっスね~此処で?校舎裏?
何処でも先輩が選んで良いスよ」
「てんめ!!!」
三年の先輩がトシに掴みかかった瞬間
俺はたまらず立ち上がって叫んでいた。
「トシ!!今のはお前が悪い、
先輩に謝りなよ」
ただでさえ先輩達から態度が
悪いって目を付けられてるのに
これじゃますます立場が……
「チッ、余計な真似を」
トシは俺を睨んで舌打ちした。
分かってるよ。
その先輩が何時も後輩をイジメたり
暴言を吐いて嫌がらせしてるから
ケンカを吹っかけて相手から手を
出させようとして事くらい。
何年お前の幼馴染やってきたと
思ってるんだ。
「そうそう、お友達の岩倉ちゃんの
アドバイスに従って頭下げたらどうだ?」
「あ~残念!生憎うちの家訓で
人に頭を下げるくらいなら死ねって
キツく言われてるんで無理ッス」
「コイツ!!!」
でも、そんな先輩の為に
お前が巻き込まれるの嫌なんだ。
「トシっ!」
「日野!!学校外周100周、行け!!
いいか校庭じゃねーぞ、外周だ!」
二人のやり取りに見かねた
譜都キャプテンが指示を出した事で
漸くトシは形だけ引き下がった。
「へぇへぇ」
「日野!!!」
「うぃーす、いってきマース」
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