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俺様ヘタレ
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「凄い奴だったんだな、海斗って」
父さんが帰ってから俺は質問攻めにあっていた。
「いやいや、そんな事ないって。
俺も今日までマジで知らなかったし」
答えながら小さくため息をつく。
「あ、俺ちょっとトイレ!」
ガラッ
ふぅー
なんとか抜け出せたぁ
でもトイレにいきたいのはほんとだし
って俺トイレどこかしんないじゃん!
どうしよ、、、
あ、丁度いいところに人がっ!
「あ、あのトイレってどこですか?」
「あ?俺様に尋ねるなんていい度胸だな」
うわぁ俺様?
マンガとかなら舞い上がるとこだけど現実だとこんなにウザいんだなぁ
「あ、はい。すみませんでした。
では、失礼しましました。(棒)」
早く帰ろう。
「ちょっと待て、なんで無視すんだよ」
俺、なにも聞こえなぁーい
「おい、人の話しを聞け」
無視、無視
「うぅ、聞いてよぉ?、、、」
ん?
ガバッ
な、泣いてる、、、
「え、ごめんなさい。
聞いてますよぉ、ちゃんと聞いてますよぉ」
頭を撫でてあげると少し落ち着いたみたいだ
「先輩、、、ですよね?
名前、教えてくれますか?」
「、、、ヒック、永島、名取、、、」
永島名取さんか、、、
「いい名前ですね!」
「ふぇ?あ、ありがと。」
わ!笑った顔かわいい!
なんか、俺まで嬉しくなっちゃった
先輩に笑いかける
「、、、お前の笑った顔、、、好き」
え?
な、なんとっ!
「え、えぇーと、あ、ありがとうございます?」
「あ、授業はじまるから帰るな」
お、もうそんな時間か、、、
じゃあ、と言って先輩がさっていく。
俺様ヘタレもいいな、、、
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