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弱さ
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「今日、また転校生が来たぞ」
「また?昨日と今日で二人も?」
あ、今日は礼央が来る日だった!
礼央はきれいだし優しい(海斗にだけ)からすぐにクラスになじめるんだろうな
「入ってこい」
ガラッ
やっぱり礼央だ!
「キャー!」
礼央が来たとたんみんなが騒ぎだした
すげーな
すぐにでも親衛隊ができそうな勢いだ
「あ、あなた様は美扇高校の氷のプリンス?」
、、、なんだそれ、、、
氷のプリンス?きいたことねぇよ!
あ、ちなみに、美扇高校は礼央が前いた学校だよ
「そうだけど、、、なにか?」
こんな礼央 みたことねぇー
「えー、なんかみんなお前の事知ってるみたいだから自己紹介はなしでいいよな
柳礼央だ。みんな、仲良くしろよー」
「そんな事いいんで俺の席、どこですか?」
「あぁ、じゃあ席は「もちろん、兄さんの横ですよね」、、、うん」
せんせーい?てか礼央強っ
え?俺の横?空いてないよ?
森羅と斉藤君がいるもん。
「おい、あんた、どけ」
礼央が斉藤君に言った
礼央さん、それじゃ脅しだよ
「は、はい///」
え、えー
なんでよろこんでんの!?
Mだったのか?
でも、これはいい図だな、、、
冷酷×ドM、、、いける?
「兄さん、久しぶりだね。元気にしてた?」
お、いつもの礼央に戻った
やっぱ、こっちの方が好きだな
「あぁ、みての通り元気いっぱいだぜっ!」
そう言って礼央に笑いかける
「って、礼央なんで泣いてんだ?」
どこか痛いののか!?
「大丈夫だよ。久しぶりに兄さんの笑顔みたなぁって思ったら嬉しくて、、、」
プルプル
「もう無理っ!」
ガバッ
思いっきり礼央を抱きしめた
「俺だってさみしかったんだぞ!礼央が違う高校いってがまんしてたんだからなぁ?」
最後は涙声になってしまった
「兄さん、、、ごめんね?一人にして、、、
でも、これからはずっと一緒だからね?」
礼央に背中を撫でられる
いままで堪えてきたものが切れて涙が溢れだした
俺はなんてバカなんだろう
弟が違う高校にいったくらいでさみしくなるなんて、、、
俺はなんて、、、
弱いんだろう
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