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「え?あぁ、一琉はしらねぇのか、前にな…ある作家が知り合いにいた雪女…あ、雪女はわかるよな?雪の妖怪で冷気を自在に操ったりできる力を持ってる、弱点は熱…同じクラスの雪咲はその混種…で、話を戻すと、知り合いの雪女が人間と結婚して混種の子供が産まれた、作家はその雪女の協力のもとで雪女の混種における子育て本を出したんだ」
その本は雪女との混種に産まれた赤ん坊を育てる家庭を中心にヒットした………が、その時にはあまり知られていなかったが混種には大きく個体差があり他の子供の情報が正しいものとはならなかった
その本のモデルになった赤ん坊は暑さに対する耐性が強く40度近いお風呂でも人と同じように入浴できたけど、別の家庭の雪女がその本を読み混種の赤ん坊をその温度で入浴させたところ体に大火傷を負ってしまったり酷いケースでは体の一部が溶けてしまった
本の作者は訴えられて今その本は回収後絶版になっている
このようなケースは他の本でも多数あり、混種に関しての本は減っていき執筆されたとしても注意書きが必須
読んでもタメにならないのであまり売れないのが現実だ
「え、じゃあ混種の子のことはどうやって調べるん?」
「ベースになった純種を調べてその子に合った環境を探るしかないな、例えばこれとか」
刻景が1冊…人狼の本をとってからかうように六花に渡してきたので、六花はそれをニコリと笑顔で受け取りお返しにサキュバス、インキュバスについての本を刻景に渡して仕返しする
「俺は今更こんなの読まなくてもガキの頃から頭に入れさせられてんだよ、人狼は本能で運命の相手を見つける上に純種の中では珍しく一途な一族なんだと、混種にもその影響は濃く受け継がれることが多いらしいぞよかったな」
「俺だってお前の家で一緒に本読んでたからその程度知ってるっての!なんだよ刻景、俺とあいつくっつけようとしてるのか?」
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