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道徳の授業
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とっても怖い夢を見た…
(気がする)
六花はうっすらと目を開けるともぞりと体を起こし…カーテンの隙間から差し込む日差し、目覚まし時計…そして自分の両手を見ると深く息を吐き顔を手で覆う
(全く思い出せない…なのに気分が悪い…変なの)
背中は汗でじっとりと湿っていて不快だ、六花はパチリと自分の頰を叩くとベッドからおりてパジャマを脱いだ
制服に着替えてリビングに行くとすでに一琉が来ていてカップに入れたホットドリンクをふーふーと冷ましていた
けど六花が起きて来たのを見てふーふーしながらもひらひらと手を振ってくれる、いつも3人揃って朝食をとっているけど今日は六花が起きてこなかったため2人は仕方なく先に済ませたらしくテーブルの上には空の皿が並んである
「はよ一琉ー何飲んでんの?」
「今日はなーカフェオレやでー砂糖は3つなん」
3と指をあげて一琉がニコリと笑う、今日も一琉はのんびりとしていて純真な笑顔に癒されて…さっきの嫌な気が紛れて行く
もっと癒されたいと席に座った六花は向かいに座ってる一琉に手を伸ばし頰を引っ張って遊んでいると、キッチンにいた刻景が六花のぶんの食事を運んで来てくれる
「あ、おまえさー起こしてくれても良くないか?」
「嫌だ、朝から無駄に疲れたくねーし…さっさと食べろよ」
刻景は空の皿を集めるとキッチンへもどり洗い物を始める
家事は六花と刻景が分担している…しっかり者の2人が揃っているので部屋はいつも清潔で、混んだ食堂に行かなくてもバランスの良い食事がでてくる。
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