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10 (前半ゆるすぎるエロ注意)
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「ぁ…っ、や、だぁ……っ」
「ん?どーしたの?大丈夫?」
いかにも心配してそうな声で問いただしてくるけど、お前のせいだろ!と意味を込めて、きつく睨む。
それでさえも効果はなく、笑顔のまま、もっと酷くされる。それによって俺はまた甘ったるい声を出してしまう。
いや、激しくとか、痛くとかそんなんじゃないけど。
むしろ、それならまだ耐えれる。そんなのやられたことなんか幾度となくあるから。
けど、そんなんじゃない。
玖村が服―ズボンの上から、俺の膨れ上がったソレを優しく撫で回す。まるで壊れそうな何かを、大切に包み込むように。
今まで激しくされたりとか、痛くされたことしかなかった俺にはそんな弱い刺激は耐え切れなくて、強い刺激を求め、腰を振ってしまう。
こんなことを無意識のうちにでもやってしまう自分が本当に嫌になる。
気持ち悪い。
汚い。
どんだけ自分を嫌に思っても、身体は言うことを聞いてくれない。
「ねぇ、俺、挿れてるわけじゃないんだよ?それをこんなによがって…悪い子だね」
「んっ…ふぁ…っぁ、」
「…こんな姿、今まで何人の人たちに見せてきたの?何人の人たちに開発されたの?今じゃ、どれくらいで限界に達してしまうの?」
ボソボソと何かを言いながら、それでも尚、手の動きは優しいまま、俺のモノを扱う。
「ぁっ…も、やだ…あ……っ」
「なに?何が嫌なの?」
「んっ…わ、かってる…くせに…っ……」
「わかってない、君のこと…美影のこと何も分かってないから、俺に全部教えて?」
突然、耳元で囁くように名前を言われ
ただでさえ最近誰にも呼んでもらえることがなくなった名前を、吐息混じりに呼ばれたせいで、心臓が大きく跳ね上がる。
「んぁっ…わ、わかっ、た…から……とり、あえず…んっ、手、とめて…っ」
「とめていいの?つらいでしょ?」
「んくっ…ぅ、い、いいから……っ!」
言うと、少し戸惑いながらも素直に手を放しくれる。
最初から言えばよかったのか
肩で呼吸を整えながら、何とか自分を取り戻す。
我に返ると、また自分が嫌いになる。
嫌で嫌で仕方なくて
慣れたはずなのに、それでも泣きそうになり、唇を噛んでそれをこらえた。
不思議にも、そうすればさっきまで反応していたモノが静かに収まる。
今では既に萎えきったそれを見ながら、また、汚えと心の中で呟く。
「…っはあー」
大袈裟すぎるほど大きく息を吐いて、ズボンを上げ、制服を正しながら、少し上の目線にある玖村の顔を睨みつける。
しっかりと目が合えば、またへラリと笑いかけてくる。
「大丈夫?つらくない?」
「てめーのせいなのに、よくもそんなヘラヘラと聞けるよな…神経おかしいんじゃねーの」
「君よりは頭いい自覚あるから、大丈夫」
お前は俺の頭脳を知らねーだろ。
まあでも、威張れるほど良くはないので、黙り込む。
俺から何かを喋るのは少しだけ嫌だから沈黙を続ける。
向こうも何も言おうとせず、重い空気が部屋中に漂う。
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