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俺は望んでなんていない。
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「いい加減にしろよ!!いくら言わせんだよっ!」
三森とは一個下の後輩の女子で学校では1、2位を、争うくらいの可愛い子だったらしい。
そして、親友であった中山の好きな子でもあったのだ。
「オマエっ!!!」
「そういう周りに興味ありません見たいな態度気に食わなかったんだよ!!!!ッッ」
その言葉に俺はカッとなって中山の胸倉を掴んだ。それ以上はおぼろげにしか思い出せない。俺は何度も間違いだと主張したが周りは俺が悪い方だとの一点張り。
それっきり中学時代は黒く潰れていった。
結果……受験で進学するまで最低な男だと卑下され続けることとなってしまった。
その後わかったことだが、三森は俺に告白して振られたのを根に持って噂を流したんだとか。
なぜ俺が三森を思い出せなかったのか…それは告白された時に三森が名前を名乗らなかったからだ。
おそらく自分のことを当然知ってるものだと思っていたのだろう。
非常識にもほどがあるというか、呆れたと同時に恐ろしいと思ってしまった。
それからというもの俺は若干だが女を避けるようになってしまった。
女が、みんながみんなそうじゃないとわかっているのだがどうしてもトラウマになってしまっていて抵抗を感じてしまうようになった。
それでもなんとか彼女出来た時期もあったがどうにも続くことができずついには諦めてしまった。
恋愛をすることも人間関係も広く浅くを、モットーに生きると俺は心に誓い平和な高校生活を順風満帆に送っているものだと確信していたつもりだったが。
それは俺の思い違いだったらしい。
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