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本人~腐二次創作弱虫ペダル手嶋目線
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気になる。
結生は俺には似てるが、寒咲さんにはあんまり似てない。
幹ちゃんにもあんまり…
どっちかというと。
いや。
一緒にサイクリングしてたりすると、時々懐かしい感情にとらわれる。
俺とぴったり息が合う。
走りながらドリンク受け渡しできそうなくらい。
これって…
気のせいだ。
あいつはもういない。
どこにもいない。
作り出せない。
ああでも。
どこかにいるよな青八木一。
いつかまた、その手、とれるよな。
参考にできるイラストが、もう残り少ないんだ。
別の姿でもいいから…
現れてくれよ…
いつの間にか結生が来ていた。
純父、この下絵。
なんだ?
このカーブ、もっとなだらかな方がかっこいい。
見る。
青八木の、一分の隙もないスケッチに口挟むかバカ娘…
とみると、
確かにいわれる通りだ。
恐る恐るトレーシングペーパーを渡してみる。
なぞってみな。
ここ違う、って思うとこは変えていい。
フリーハンドでなぞり出す、手つきがいい、味がある、センス…
写し取られたその絵には、才能とセンスがあふれていた。
思わず抱きしめた!
苦しいよ!
逃れる反抗期の娘。
懐かしい気配を感じたのは、俺の思いこみだろうか。
でも少なくともその描線には、別人とは思えない達者さがあった。
まるで本人みたいな…
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