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「ぷーちゃん」
「プー!!!」
「あぁ…噛んじゃダメだよ…また前歯折っちゃうよ?」
「プー!!!」
早く出してって言ってるみたいだ
「待ってね」
ぷーちゃんの小屋は宮崎さんが張り切って作ったみたいだ
「凄いなぁ…宮崎さん…」
ドアを開けるとぷーちゃんは元気よく飛び出してきた
「ぷーちゃん元気だね〜」
今、家に帰っても誰もいない為ぷーちゃんと時間を潰す
「…まだ寒いな〜」
身震いをするとぷーちゃんが心配そうに見つめてくる
「ぷーちゃんは暖かそうだね」
「プー!!!」
僕の太ももの上に乗ってきたぷーちゃん
「わぁ〜暖かい〜」
「プー!!!」
「わっ!宏君やんか〜どがんしたと!風邪ひくばい!布団持ってきちゃるけん待っちょき!」
「あ、はーい」
ぷーちゃんを撫でてるとタバコの臭いがしてきた
「…そこでタバコを吸ってる人」
返事は無いけど舌打ちがして火が消える音がする
「ごめんね?僕の友達がタバコ嫌いなんだ」
「ねー?ぷーちゃん」と声をかけると満足そうに見つめてくる
「友達?お前友達いねぇの?」
「あ、君五十嵐君だね?派手な登場だったね」
「あ?うっせぇな寝坊したんだよ」
「でも、偉いな〜ちゃんと学校にくる事が大切だからさ」
「お前さ俺が怖くねぇの?」
「どうして?」
「俺に話しかけるとか馬鹿じゃねぇの?」
振り向くと金髪の制服をかなり着崩した男の子がいた
「怖くないよ?優しい人にしか見えないよ?」
「はぁ?じゃあ…俺に近づけるか?」
「うん、近付けるよ?」
ぷーちゃんを降ろして五十嵐君に近付く
「ほらね?」
「変な奴」
「よく言われる」
「宏君っ!五十嵐!!!お前はここに入っちゃ行かん言うたやろうが!」
「宮崎さん待って?五十嵐君はいい人だよ?」
「Cクラスの子は入っちゃいかん!宏君!君はAクラス!悪い噂が入ったらすぐにBクラスに落ちるそれは嫌だろうが!」
「宮崎さんそれでもいいんだ僕は成績なんか興味ない五十嵐君だってぷーちゃんに触りたいさ」
「俺を庇うとか馬鹿じゃねぇの?」
「そうかもね」
「宏君は昔から変な子を知り合いにするからなぁ…宏君に変な事したらわしが殴っけんね!」
「へいへい」
五十嵐君はぷーちゃんに近づいた
「怖いか?」
ぷーちゃんは出された指を見つめた後僕を見つめてきた
「大丈夫だよぷーちゃんこの人はいい人だよ」
ニコッと笑うとぷーちゃんは安心して五十嵐君に飛び乗る
「いい子だね」
「あぁ、ほい!ちゃんちゃんこ!これ着ちょき!」
ちゃんちゃんことゆうのは分厚い上着
「わぁ!暖かい!」
「お前は宏って言うのか」
「うんどうかした?」
「友達になってやるウサギだけじゃ寂しいしな」
「宮崎さん!聞いた!?僕に友達出来たよ!」
「大丈夫か?」
「友達になってくれたからには悪口言うのは許さないよ!」
「宏君が良かなら…」
「よろしくね!五十嵐君!」
「よろしくな宏」
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