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「宏」
「あ、五十嵐君!」
あれから五十嵐君が友達を紹介してくれCクラスの子と皆友達になれた
やっぱり外見に怖がられたり悪さをしてたりで抱えてる問題はそれぞれだったが皆、優しさはあるし頭はいい
「ぷーも元気だな」
「プー!!!」
「五十嵐君、怪我…!」
話しかけようとして顔を見ると口元が切れていた
「あ…さっき担任に殴られただけだ」
「なんて事を!誰なの!?僕が行ってくる!」
「辞めろお前はいいから」
頭を撫でられて興奮してた気持ちが落ち着く
「五十嵐君…血が…」
ぷーちゃんを降ろして宮崎さんを呼びに行く
「わっ!」
転けそうになると五十嵐君が後ろから抱き寄せて止めてくれる
「ありがとう!」
「焦りすぎ」
「だって…五十嵐君が…」
「俺は大丈夫だって」
「やだやだ…血が出てるうちは安心出来ない…」
「…分かった…分かった…絆創膏なら友達が持ってんだろ…」
「今!」
「…あの、おっちゃん呼べ」
「宮崎さぁーん!!!」
「なんしたとや?」
「血が!」
「ん?どこや?」
「ただ口切っただけ」
「宏君に血を見せたらいかん」
「知らなかったんだよ」
「今回だけしちゃる宏君の友達やけん仕方がなか!」
「あざます…」
「あ〜こりゃあ深かねぇ…待っちょき」
「深い…」
それを聞いて泣きそうになる
「…泣くなって」
抱きしめられてびっくりする
「あー…昔泣き虫なお前に似て変な奴がいてな…そいつに似てるから…」
「五十嵐君はお兄ちゃんみたいだね」
上を向いて笑うと五十嵐君は目線を逸らした
「五十嵐!こっちに入らんか!宏君もぷーを抱っこして入らんね」
「ぷーちゃん!」
「プー!!!」
腕を広げると飛び付いて来るぷーちゃん
「行こう五十嵐君」
「…あぁ」
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