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「こんばんわ皆」
「「こん〜」」
「僕が担当の授業だから分からない所は聞いてほしいな」
なるべく分かりやすくゆっくり説明していく
「槙〜!」
「どうしたの?」
「そこなんでそーなんの?」
「あ、ここはね?図にも書いた通り引っ掛け問題なんだ」
「あ〜そうゆう事」
「他に聞きたいことある?」
「答えこれであってんの?」
「どれどれ〜?わぁ!正解!」
「なんで俺より槙が嬉しがってんの」
「だって嬉しいじゃない!友達が解けたんだよ?」
「はいはいw」
「槙、授業」
「あ、ごめんね?じゃあ…次に行ってみようか!」
授業は難なく進みいい所まで来た
「あ〜チャイム鳴るからここまで〜」
「あー疲れた〜」
「槙、帰るぞ」
「待って〜これ書かなきゃ」
「槙〜ここなんだけどさ〜」
「ん?どれどれ?」
「槙お菓子いる?」
「あ、俺に頂戴」
「お菓子沢山持ってるんだね〜」
「これとか珍しくね?」
「わぁ!凄い!初めて見た〜!」
報告書も書いて分からなかった所も自分なりに分かりやすく教えた
「わっかりやす!あざす!」
「てさか?俺ら定時なんだろ?槙が担任やれば?」
「それがね?もし、この授業がうまくいってる様であればその話も出てくるんだって」
「皆!聞いたか!?ちゃんと槙の授業は真面目にな!」
「今日皆真面目で確信したよ!」
「何を?」
「やっぱりいいクラスだなって!」
「槙〜!」
「わっ!」
皆に抱き着かれて苦笑いの僕と五十嵐君
「五十嵐も来いよ!」
「潰れるぞ〜」
その言葉に皆が一斉に離れたのは笑っちゃった
「じゃあ、僕は職員室に行ってくるね」
「どーせ俺らも通る道だし行く」
Cクラスの子達を連れて職員室に向かうと教師はぎょっとした顔になる
「一年A組槙です報告書を持ってきました」
「こちらへ」
その手を先を見ると校長先生だった
「はい」
「ふむ…君達の成績は悪くないし…君の授業は静かなようだね…」
「はい」
「よし、今度授業参観に向かう皆の素が見れるのを楽しみにしているよ」
「分かりました」
ドアを閉めて僕のかばんを持ってくれている五十嵐君の元に向かう
「お疲れ」
「五十嵐君達の方こそお疲れ様」
「槙の授業分かりやすくて進みやすい!」
「ほんと!?良かった〜!」
「さっ!飯食って風呂入ろうぜ!」
「今度から教室で食べるんだったよな」
「そうだよ〜昼ご飯は僕と一緒に食べようね」
「槙こっちに来るなら俺の部屋にする?」
「こいつの部屋一番広いからな」
二人で一つなのだが一人余った為広く使えるらしい
「五十嵐は…」
「なんだ」
「励んでもいいが程々にな?」
「励むって?」
「五十嵐に聞いてみて〜」
「…?五十嵐君…」
耳を塞がれて何も聞こえなくなる
「さっきの言葉は忘れろ」
耳を塞いでた手が退けられて五十嵐君はちょっとだけ厳しい顔で話した
「分かった」
頭を撫でられて顔がにやけちゃう僕
「可愛いなぁ…」
「え?」
「何でもない」
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