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一週間ぶりの学校
成績表を見ると嫌味を言ってきたあの子が1位になっていた
『1年A組槙君至急理事長室まで』
呼びだされて向かうとCクラスの先生変更の連絡
お父さんも悲しそうだった
先生はあの五十嵐君と仲が良かった綺麗な男の子で正式に決まったらしい
寮の部屋も勝手に変えられていた
何が言いたいかって…?
「帰ってきてそうそう嫌な事ばかり…」
今は寮を出て家に帰ってきた
ぷーちゃんも僕のことを忘れていた
「…はぁ」
お兄ちゃんは幸せになったし僕にはもう関係がない
だから成績なんかどうでも良かった
机の中に入っていた範囲表
「…何だそんなに進んでない」
復習をしてプリントの隅の方に貼ってある付箋を見た
『明日テストだから楽しみにしているよ』
今の学級委員長からの宣戦布告
「…負けるもんか」
僕も負けないように勉強に勉強を重ねる
そして迎えた次の日のテスト
全部解いて見直しをする
「よし…」
後ろから回収されて先生の元に行く
点数は次の時間で発表される
「ぷーちゃんの所に行くか…」
忘れられてもまた1から頑張ろう
ぷーちゃんの元に向かうと朝と変わらず警戒状態
「ぷーちゃん」
人差し指を出すと匂いを恐る恐る嗅いで僕が誰だか思い出したぷーちゃん
「プー!」
「ぷーちゃん!あぁ、良かった!」
頭を撫でているとチャイムが鳴る数分前
「じゃあねぷーちゃん」
教室に向かう前に五十嵐君と仲がいい綺麗な男の子がいた
僕を見つけると何かを企んだ笑みになった
「あ〜残念だったねぇ…君も五十嵐君狙ってたのにねぇ…」
「狙…?」
「とぼけないでよ面倒くさい」
じょうろを持ち睨みつけられる
「そうゆう奴ほんと大嫌い」
僕も大嫌い
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