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13五十嵐side
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「威吹君ちょっと眠くなっちゃた…」
「寝れば」
「肩…借りていい…?」
「勝手にしていいよ」
それが15分前
「やべ…寝てた…」
肩の方を見ると安心しきった顔で寝ている俺達の新担任
「…でも、俺は…」
あいつに出会ってから訳の分かんない気持ちがある
自分の気持ちなのに分かんないと苛々する
「おい…おい…」
「んん…」
起きないため床に寝転ばせる
上着を着せて距離を置く
「タバコ吸いてぇ…」
鞄の中に入れてるし今は持っていない
後ろに影が出来て振り向くと冷たい視線の槙がいた
「ま…き…?」
「…」
見下ろしていつもと雰囲気が違う槙
「槙どうした」
「…」
目を閉じて体が前に倒れる
「槙!」
「威吹君…?」
「てめぇは待ってろ!」
落ちてきた槙を抱きしめる
「槙…槙…」
目を閉じたまま
息はしてるため安心する
「威吹君…行こう…?」
「あぁ…」
ドアを開けようとして戸惑った表情になるそいつ
「どーした」
「鍵…閉まってる…」
「…は?」
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