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誰かの声がする
「…チッ時間は」
「あー…Cクラスの授業が始まる頃かな…」
「チッ…援助頼むか…」
「ん…」
「槙、起きたか」
「おはよう…」
なんで抱きしめられてるんだろう…
「どうしたの…?」
「鍵閉まってんだよ」
「んー…?」
降ろしてもらいよろよろで向かう
まだ宮崎さんが締める時間じゃない
って事は…
「…五十嵐君!思いっ切り蹴って!」
「は?蹴る?」
コクコクと頷いてどく
思いっきり蹴るとドアが開いた
ここ立て付き悪いから閉じ込められるから気を付けてってお兄ちゃんに言われてたっけ…
「授業が始まるし戻ろう威吹君」
下の名前は威吹君…
「あぁ」
「じゃあ、また明日」
鞄を取って屋上を出る
「早く帰ろう…」
下駄箱近くの階段の影に人影があった
そこには…五十嵐君とさっきの男の子がキスをしていた
「…っ!!!」
そこで電話が鳴った
「は、はいっ!」
マナーモードになってないのにも驚いた
『宏様旦那様がお帰りになられましたが宏様はいつお帰りになりますか?』
「えっ!?」
腕時計を見ると確かに時間はたっていた
「ごめんなさい!今すぐ帰ります!」
『かしこまりましたお待ちしております』
電話を切って走って下駄箱に向かう
まずい…お父さんが心配したら何しでかすか分かんない
「ハァ…ハァ…ハァ…」
急いで走って家に向かう
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