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「ただいま!」
「あ、お帰りなさいませ」
「お父さんは!」
「警察のお方とお電話中でございます」
「遅かったか!」
お父さんの部屋に急いで向かう
「捜索をお願いします」
「お父さん!」
「おぉ!宏!」
「貸して!」
電話の奥からは苦笑いの刑事さんの声が聞こえる
「いつも申し訳ございません」
『いえいえいいお父様じゃないですかこれからは少し早くご帰宅になるとか連絡を入れるとかしてあげて下さい』
「すみません…有難うございます」
電話を切りお父さんの方を向く
「お父さん!何回言ったら分かるの!迷惑かけちゃダメだって!」
「早く帰って来なさい」
一言でぴしゃりと言い放たられる
「…それはごめんなさい…ここ最近寝れてなくて…」
「何…?」
「え?あ…しなくていい!しなくていい!」
何かの発注を任せているお父さん
「アロマキャンドル要らないのか?」
「それで前に火事になりかけたでしょ!」
「ダメなのか…」
しょんぼりするお父さん
後ろであわあわしているメイドさん
「だめだよ!あの時は巡回しているメイドさんがいたから良かったものの!」
「も…もう、お辞めになさってください…!」
「そ、そうですよ!もう反省もしていらっしゃるようですし…」
「お前達…」
「メイドさんのおかけでこれで済むんだからね!給料上げてあげなよ!」
「分かっておる」
「あ、いい忘れてた」
「何だ」
「ただいまお父さん」
「…お帰り宏」
ニコッと笑うお父さん
「お母さんがあんなんだから不安だったがよくグレずに育ってくれたお前は私の誇りだ」
「お父さんには感謝しか無いんだから長生きしてよね」
「分かっておる」
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