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「来たか」
「理事長お久しぶりです」
「久しぶりだね」
「兄は大体分かりますが僕は…」
「成績が向上してるね〜前よりも良くなってる事を聞きつけて褒めたくてさ」
「有難うございます」
「じゃあ、戻っていいよ」
「分かりました失礼します」
理事長室のドアを開けるとCクラスの担任の男の子がいた
「わっ…!」
「…?宏どうしたの?」
「あ…ううん」
睨み付けられて逃げられた
今度こそ理事長室を出ると五十嵐に会った
「五十嵐君」
「槙か」
僕を見るとすぐ煙草の火を消す
「あれ?辞めるの?」
「煙草苦手だろお前」
「あれ?知ってたんだ」
「いや、少し顔しかめてたから」
「よく観察してるね〜?」
壁に寄りかかって五十嵐君の隣に立つ
「まぁ、よく見てるつもり」
「そう言えば女の子睨みつけたって嘘だよね?」
「よく分かってんじゃねぇか」
「五十嵐君はいい子だよって言ったら頭大丈夫かだって!」
失礼しちゃう!
すると隣から笑い声がしてきた
「そりゃあ、言われんだろ」
頭を乱暴に撫でられて頭が振り回される
「酷いよっ!」
ほっぺを少し膨らませても笑っている五十嵐君
「もぉ〜!」
殴っても『ポフッ』って音しかしない
泣きたい…
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