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「遅れてすまんな餓鬼達」
「せんせー五十嵐が居ませーん」
「あいつ…」
「僕探してくるよ?」
「いや、ここで授業進めてて」
「あいつが行きそうな場所は」
「屋上じゃねぇの~」
「保健室で女と…」
そこから一斉攻撃が怒る
「だっ…ダメだよ!」
「おい、テメェら!」
そこでピタッと止まる
「そいつを殴る事には褒めてやる」
「こら!」
「…」
「大丈夫…?」
「大丈夫…」
「この人を保健室に連れて行くから誰か担いで!」
「五十嵐と一番仲いい奴ついて来い」
「付いてきて〜!」
ハンカチで血を拭きながら連れて行く
「女子力高…」
「僕のかばんの中になら絆創膏入ってるんだけど…」
「いや、女子力高…」
保健室に付きドアを開けようとしても開かない
「ええ…開かない…」
職員室に行くにしても遠いし…
「あ、待った」
担いでた人を降ろしてスマホを取り出し誰かに電話をかける
「あ、五十嵐〜?あーけーて」
すると数分してからドアが開いた
「あ、こいつ寝起き最悪だからな」
「そんな事ないよ?おはよう五十嵐君」
「…はよ」
抱きしめられて連れて行かれる
「わあ!!!」
「ちょっ!連れて行くな!」
「…んだよ」
「あのね!怪我人がいるの!」
「…何、喧嘩?」
「下ネタ」
「…それで?」
「集中攻撃」
「…賢明だな」
消毒と絆創膏を取って手当してくれる
「…近い」
「へ?あ、ごめんね?」
「んや、大丈夫」
五十嵐君が笑ってくれるから僕も笑う
すると廊下が騒がしくなる
「五十嵐イイイイ!!!」
「あ、お兄ちゃん」
「宏おいで」
「うん」
向かおうとすると後ろから抱き締められる
「あれ?」
「五十嵐テメェ…」
「んだよ」
「チッ…行くぞ」
「…?何だあいつ」
「どうしたんだろう…」
手を繋いで教室まで向かう
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