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「慎」
後ろから呼ばれ振り向くと五十嵐君がいた
「あ、良かった…探してたんだ」
「俺を?」
「お兄ちゃんに呼ばれて行ったから喧嘩してないかって冷や冷やしたんだよ?」
「ごめんな」
「ううん!喧嘩してない?怪我は?」
「喧嘩は多少…殴り合いはしてないよ」
「ならいいけど…」
「心配しすぎ」
頭をなでてもらい嬉しくなる
「…じゃなくて!なんで呼ばれたの?」
「…あぁ、俺の家族が海外旅行に行ってな」
「五十嵐君をおいて…?」
「俺が嫌だって言ったんだよ」
「なんだ…いじめられてるのかと思っちゃった…」
「なわけ」
「それで?」
「それなら慎の親父さんがいねぇから一緒に居てやれってさ」
「ほんと!?」
「あ、お前呼ばれてたぞ」
「え?」
廊下に向かってみると壁に寄り掛かってるお兄ちゃん
「お兄ちゃん!」
「宏〜!」
「お兄ちゃん!五十嵐君の親御さんが居ないからお泊りに来るってホント!?」
「なんだもう聞いちゃったのか!本当だよだから喧嘩のないようにね!」
「任せて!」
「ほんとはお兄ちゃんが泊まる予定だったんだけど…」
「奥さんが…」
「結構危ないから」
苦笑いで話してくれる
たまにしか話してくれないけど面白い
「大丈夫だよ!五十嵐君と仲いいから!」
「…複雑だなぁ」
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