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「え?お泊り?」
「あぁ、俺の実家に来ねぇ?うざい奴ばっかだけどな」
「会ってみたいな〜」
五十嵐君にはお母さんがいない事
お兄ちゃんとお姉ちゃんがいること
お兄ちゃんはオネエだけど柔道では凄い人な事など
「あ、でも姉貴に会ったびっくりするかもな」
「どうして?」
「男っぽくてさ〜」
ワイルドなお姉さんなんだな〜
「行く?」
「行きたい!」
「ちょっと待ってろ電話かけるわ」
「はぁい!」
「その間に許可取ってこい」
「あぁ、そうだった」
小走りでお母さんを探す
お父さんは今いないし綺羅達も居ない
「廊下を走るんじゃありませんよ宏?」
「お母さん!僕ね!僕ね!」
「ふふ笑どうしました?」
「お泊りに行ってもいい?」
「あら、それでしたら迷惑かけないようにしなさいね」
「勿論!」
「まぁ、宏も大人になったのね…劉毅さんが聞いたらなんておっしゃるのかしら!」
あ、劉毅さんってのは僕のお父さんです
「じゃあ、迷惑掛からないようにね」
「はい!」
小走りで部屋に戻る
「おし、戻ってきたなその顔は許可が降りたな?」
「なんで分かるの!?」
「お前犬みたいだから」
「犬…?」
どこが犬なの!
尻尾も耳も生えてないじゃん!
「何怒ってんだよ笑」
「むぅ…」
「ほら早く行こうぜ?」
「…うん」
かと言って楽しみなので準備は急いで終わらせ近くとの事なので歩く
「覚悟してけよ〜」
「えっ?」
「宏は可愛いから女装させられると思うぞ」
「威吹君の方がかっこいいのに…」
「…は?」
「あ…」
しまった…
思ったことを口に出しちゃだめじゃん!!!
固まっちゃった…
「ご…ごめんなさい…」
「いや…びっくりしただけだから」
「そう?」
「あぁ」
「なら、良かった」
でも初めて下の名前で呼んじゃった〜
事故だったとしても嬉しいなぁ…
「なぁ、宏?」
「うん?」
「もっかい」
「…?何を?」
「威吹って」
「へ?呼び捨て!?」
「うん」
「ハードル高いよぉ…」
「頑張れって」
「い…」
言えるまでの応援なのか頭をなでてくれる
「…威吹…」
「ん?どうした?」
嬉しそうに笑ってくれるから僕も笑ってしまう
「ひーろ」
「ふふ笑、威吹」
幸せだなぁ…
「お、着いたぞ」
ドアを開けるとハンカチを咥えた女の子座りのイケメンさんがいた
「あっら!やだぁ〜今、綾子に行かせようとしてたのにぃ〜」
「まぁ!可愛い〜!綾子〜!来てみなさいよ!」
「…何」
「わっ…!」
「ちょっと!服ぐらい着なさいよ!」
「おい、綾子客来てんだから腰にタオルだけは辞めろ」
「…うるっさいな〜いつものガラの悪い人達だと思ってたんだから仕方がない」
「無くないわよ!」
「宏こっち向いとけ」
「う…うん」
目の前が暗くなる
「もう!綾子早く着替えてらっしゃいよ!」
「…わーってる」
ドアの閉まる音がする
「もう!ごめんなさいね?驚いたでしょう」
「賑やかですね」
「もういっつもよ〜あ、自己紹介するわね?私は五十嵐 龍志(りゅうじ)柔道の部長をしてるわ!好きなものは甘いものと可愛いもの〜!よろしくね♡そしてあの子が」
「…綾子(あやこ)長女…好きなものは可愛いものとかっこいいものよろしく」
「よろしくお願いします」
「こいつは宏って言うんだ俺の友達だから虐めんなよ?」
「いじめたりしないわよ失礼ね!」
「…龍志なら虐めるんじゃない」
「しないって言ってるでしょ!」
「…どーだか」
「龍志今日の晩飯何」
「あら!今日お泊まりだって聞いたから腕によりをかけてたくさん作ろと思うの!」
「わぁ!楽しみです!」
「あら!この子いい子♡」
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