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「知り合いだったんだな」
「うんまさかのだったけど…」
「あ、ちょっと待って」
着信音が流れて電話を取る威吹
椅子に座って足をパタパタして遊んでいるといきなり慌てだした
「彼女来てんだって!お前が来ると怖がって泣いちゃうかもしれねぇだろうが!」
女の子扱いに複雑になる
喜んでいいのか悪いのか
取り敢えず机に伏せて待つ
「もう切るぞ!彼女が拗ねてっから!」
拗ねてませんよ
複雑なんです。
「悪いな」
「ううん」
頭を撫でてくれて少しほんわかする
「威吹〜」
「んだよ」
「龍ちゃん来るってよ〜」
「はぁ!?俺来るなつったんだけど!」
「何よ〜!良いじゃない!宏君だって友達増えるんだし!」
「あ、の、なぁ!」
「ちょっと厳ついだけじゃない!」
「龍ちゃん…?」
「龍飛つってな…親戚になるんだっけ?」
「遠い親戚」
「龍飛さんってどっかで…」
そこでチャイムが鳴る
「お邪魔します」
「邪魔すんぞ」
「帰れ」
「わっ!」
僕を後ろに隠し前に出る威吹
「何隠しやがった」
「あれ?龍ちゃん宏君ですよ」
「あ?宏?」
「「え?」」
「龍兄に龍李兄!」
「お久しぶりです」
「高い高いしてやろうか?」
「してして!」
「来い!」
「わーい!」
高い高いしてもらってきゃっきゃっ楽しんでいたが周りがほんわかしてる
「…じゃねぇよ!俺の彼女を離せよ!」
「なんだ見つめて幸せそうにしてたくせに」
「宏君は軽いけどちゃんと食べてますか?」
「食べてはいるんだよ?」
「あいつの事だしちゃんと栄養を考えてんだろう」
「そう言えばさっき亜香里さんに会いましたよ」
「彼氏が出来た言ってたな」
「可愛い彼氏さんだったね」
「…それ俺の姉貴…」
「「えっ…?」」
「あら、もう終わったの?」
「りゅーじお兄ちゃんもやってもらいますか?」
「あら~お願いしたい所なんだけど馬鹿元彼氏から電話あったから友達と行かなくちゃいけなくて…ごめんなさいね?」
「なんだ行くんだ?」
「えぇ、友達大集合よ~バチバチよ~」
「なんだそのどろどろ」
「あら、皆着いちゃったみたい行くわね」
「行ってら」
「いってらっしゃいりゅうーじお兄ちゃん」
「行ってきます♡」
「…取り合えず龍ちゃん達は上がりなよ」
「ういーす」
「お邪魔します」
「宏おいで」
「もう一回高い高いしてもらった後でいい?」
「…嫌だけどいいよ」
「龍ちゃん僕もしてください」
「いいぜ取り合えずお前からな」
「え?」
「さっ大人しく来い」
「嫌だあああああああ!」
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