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龍ちゃん達がいつの間にか帰った後
(前から抱きしめられていたのと耳を塞がれていたから気づいていない宏)
ずっと威吹に後ろから抱きしめられています
「…威吹?」
「…」
そんなに高い高い嫌だったの?
高い所だめなのかな?
「龍ちゃんに何か言われたの?」
「…」
静か…
そっとしといた方がいいのかな…
「…なぁ、宏」
「うん?どうしたの?」
「…そのさ…」
「うん?」
「…聞いてもいいか…」
「何を?」
「…過去の…事…」
一瞬で頭が真っ白になった
「そっか…知っちゃったんだ…」
黙って頷く威吹
「…ごめんなさい…」
「…何が?」
「…もう会えない…」
「は…?」
「ごめんなさい…!」
腕が緩んだ所で逃げ出す
「待て!!!宏!!!」
やっぱり罰が当たったんだ…
あの事を隠していたから…
「…ただいま」
「おかe…どうして泣いているの?」
「お母さん…」
「いらっしゃいお茶を今入れるわね」
「お母さん…!」
僕はお母さんに抱き着いた
「…ゆっくりでいいのよ」
理解してくれたみたいで頭を撫でて抱きしめてくれた
「昔の事知られた…僕の黒歴史の事を…どうしよう…このままじゃ嫌われちゃう…!」
「大丈夫ですよ…大丈夫…大丈夫…」
お母さんの声を聞いて少しずつ安心する
「さぁ、お茶を飲みましょういいお茶が手に入ったの」
「うん…僕、手を洗ってくるね…」
「えぇ」
僕の頭の中は威吹君の事ばかりだった
「威吹…」
鏡を見てため息をつく
その前にどうやって僕の過去を知ったんだろう…
まさか…
「龍ちゃん…?」
いや、まさか…
どうして龍ちゃんがそんな事しなくちゃいけないのか分からない
「でも…」
自分の部屋に行きスマホを取って龍ちゃんに電話を掛けた
『…はい』
「龍ちゃん?」
『どうした宏』
「あのさ…僕の過去の事を言ったのって…」
『言ってはいないだが忠告はした』
「忠告?」
『あぁ、なんだあいつに聞かれたのか?』
「…うん…」
『ほぉ…』
「龍ちゃん…僕嫌われちゃった…僕…どうすればいいの…?」
『大丈夫だあいつが宏を嫌うわけないだろもっと信じてやれ』
龍ちゃんは泣いてる僕の話をずっと聞いてくれた
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