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「威吹の中学生の時は今と変わらなかった?」
「中学?いや、変わったな」
「え?そうなの?」
「一匹狼だったからな友達なんて要らなかったしまさか好きな奴も出来るとか思ってたかったし」
「…そっか〜」
「なぁ、宏」
「ん〜?」
「ネックレスの意味って知ってるか?」
「本で読んだことがある『束縛』だよね?」
「そ」
「それが…どうしたの?」
「すっげ〜遅くなったしさ…手も出したし最低だけどさ…それに俺はすぐにヤキモチ妬いたりするけどさ付き合ってほしい」
僕はいつの間にか泣いていた
だから最近不安だったのかもしれない
元カレさんの事ともう一つ不安だった
「…よろしくお願いします!」
「うおっ!」
今それが分かった
なんだ…失うのが怖かったんだ…
それが分かった今答えは簡単だったなと思えた
「ずっと守るから」
「うん…!」
威吹は愛おしそうに僕を見つめていた
「宏は中学どうだった」
「…今聞いちゃうの?」
ムードが無いなぁ…
「言っただろ?重いって昔のこと全部知りたい」
ここで胸が苦しくなるって事はよっぽど重症だな
「…虐められてたよ元カレさんのせいで」
「…ほぉ」
「…聞いてくれる…?」
「勿論だ」
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