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63(中学時代)
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僕はずっと勉強ばかりしていて運動も得意だった
でも、あまり社交的ではなく友達は居なかった
家庭の問題もあり学校を転々としていたのも原因だとも言えるけど…
「まーた勉強家?ガリ勉君」
「いいですね~成績優秀で~憧れる~」
勉強したらいいじゃないか
馬鹿なのか
僕は無口な為何を言われても返答はしなかった
「お前さ感じ悪いよな~」
「分かる~いっつも無視してさ~何様?何でも出来るからって調子乗るなよ?」
「…だ…」
「あ?」
「おーい皆根暗君が喋るぞ~!」
僕にも我慢の限界だった
そんなに僕の声が聴きたいんなら聞かせてやるよ
どうせ僕はもうすぐ居なくなる
「僕だって努力はしている努力もせずに他人の悪口ばかり言っている君等には分からないだろうな」
思いっきり睨みつけて黙らせる
それから勉強を始めようとすると椅子から落ちた
「…うるせえよぼんぼん、女みたいな力の癖に俺らに歯向かってんじゃねぇよ」
「そうだそうだ!」
机の中身をすべて僕に投げられる
「辞めろお前ら」
窓から声が聞こえて見てみると一つ上の先輩だった
「大丈夫か?」
「…ありがとうございます」
「お前ら恥ずかしくないのかこの子は転校生だと聞いているそんな子をいじめて楽しいか?」
そう言えばこの先輩生徒会の一員だったな
「悔しいなら努力してみろよ皆それぞれ素質はある」
「先輩こんな奴の味方を持つんですか!?」
「持つさ大切な後輩の一人だからね」
「そんなのおかしいですよ!」
その時辞書が目に当たった
「…やっべ…」
投げた本人は焦って逃げ出した
「こら…待て!君大丈夫か?」
「大丈夫なんで追いかけないでもらえます?みっともない」
それが元彼さんとの出会いだった
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