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また喧嘩を始めてしまった二人
今回はずっと威吹の服を掴んで終わるまで待つ
ここは生徒指導室滅多に人が来ない
「あ?お前に喧嘩で負けるわけねぇだろ。こんなじ、じ、い、に!」
「そこ強調してんじゃねぇよく、そ、が、き♡」
「おえ…」
「殴り倒すぞゴラ」
「やれるもんならやってみろ」
窓を見ると誰かと目が合った
「きゃっ!」
叫んだ瞬間、口を塞いだ
驚いた二人は僕を見る
「「「…」」」
沈黙が重い…
「…一応聞いていいか?」
「聞かなくていいです!」
「宏可愛いぞぉ~!」
「お兄ちゃんは黙って!」
「黙って…」
「あっ!ごめんなさい!」
「へっ!ざまぁ」
「うるせぇ~!」
「んでどうした?」
「誰かと目があった気がしたの…」
「…誰か分かるか?」
「ううん…」
「ちょっと見て来るわ」
「遅いだろ」
「黙れブラコン」
「弟が大好きで何が悪い」
「いきなり冷静になってんじゃねぇよ」
「僕もお兄ちゃんが大好きだよ!」
「宏!」
「わっ!」
「あ、てめ!この野郎!」
でも…さっき覗いていたのって…
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