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床に下ろして自身は変身する
青年の姿は明かに変わり白い毛並みに斑模様の豹が一匹いた
「本当に獣になるんだな…触ってもいいか?」
触りやすい様に頭を下げる
恐る恐る触れて来る小さな手にスリスリと擦り付けながら喉を鳴らす
大型ではあるが猫と変わらないしぐさで小さな匡灯に構うシリブローは気をよくしたのか最少年幹部を背中に乗せていた時のように今日は何時もの彼ではなく小さなお子様を乗せてる
それもボスの匡灯に似た子供を連れてその日は移動していた姿がアジト内で目撃されていた
そんな情報は瞬く間に拡散するわけで面白そうなことには飛び付く子供みたいな彼が来るのも必然であった
ダッダッタ、
獣の時速で走る彼は背中に小さな匡灯を乗せて赤いお目が印象深い無邪気な子供と鬼ごっこ中だった
「待てぇ!!」
「はっはっ」
「逃がさない!!」
ヒューンと落下する音がする
避ければガッン、斜め後ろの後方で甲高い音が響く
あれは明かに金属音だったと気づくなりさらにスピードをあげて逃げる白い雪豹
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