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気配を感じやすかった場に行けば紐縄を着けられた獣が楽な体制で迎える
「すまないリトルビースト、ちょっと怪我人がいてな…」
「(…?)」
お互い白と黒い模様がある大型の猛獣だが方や虎で方や豹と全く異なる獣だが共通して見るのも珍しい白虎と雪豹であった
そんな猛獣の中に眠る見慣れない着物を着込む人間(?)が連れてこられていた
この子が誰なのか知らないが手負いのところをみるに案外お人好しの白虎様は怪我を見かねて連れ帰ってきたのだろうと思う
だがわざわざこの祭壇でなくてもよいのではないか?
そう思った事をまるで聞こえていたかのように白虎は此方に声をかこる
「ああ、ひどい手傷なんだ.ここには呪(まじない)で人避けされてるからよほどの人ではないと入ってこないだろ?」
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