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君のためだから
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まふまふside
僕、今凄く緊張しています…
だって!姉ちゃんと行くんだよ!?
恥ずかしいよ!
姉「どうしたの?まふ?」
ま「あ…いや…別に」
お姉ちゃんは優しい桃色の長い髪をしていて
身長も低くて、可愛くて、人見知り、心配症な姉です
でも…そらるさんのタイプなんだよな…
なんか…やだな
姉「ねぇ?まふ?大丈夫?」
ま「あ、うん!大丈夫」
姉「そっか、なら行こ?」
ま「う…うん」
ガラガラ…
ま「そらるさん…」
窓から入る光がそらるさんを照らす
優しくこちらを振り向いた
その表情はとても優しそうだった
そ「あ…まふ」
僕を見た瞬間、一瞬止まった
やっぱり昨日のことを互いに気にしてるんだ…
だめだめ!僕が心配してたらそらるさんも気にしちゃうから
ま「あの、紹介します!僕の姉です」
姉ちゃん緊張してる!?
姉「…どうも弟がいつもお世話になってまひゅ」
あ…噛んだぁ
姉「あぅ…」
そらるさんは優しく笑ってくれた
そ「こちらこそお世話になってます、今日は来てくれてありがとうございます」
姉「あ!はい!」
ま「そらるさん、体調は大丈夫ですか?」
そ「おう、大丈夫だよ」
ま「良かったです!今日はコラボの話をまとめて来ましたよ」
そ「お、ありがとうな」
ま「いえ…今回は、僕がHoneyWorks様の
私が恋を知る日 で、そらるさんが僕が名前を呼ぶ日 でよろしいですか」
今回は恋愛曲がいいとそらるさんから聞いていた
それで、HoneyWorks様と相談させていただき、許可がおりたのはこの2つの曲
そ「うん」
ま「許可も取ってあるので大丈夫ですよ。あと楽譜も一応」
僕はそらるさんに楽譜を渡した
そ「ありがとう」
ま「そらるさん、恋してるんですか?」
そらるさんがビックリした顔をする
してるって事かな…
ズキンッ
胸がいたい…
そ「してないよ」
何故かこの声は震え、寂しそうで、弱くて
守りたくなる様なものだった
僕はこの話を続けていると
そらるさんを傷つけると思った
ま「ま、まずmixの事ですが、僕が全て行います」
そ「え?でも…」
ま「そらるさんは無理したらダメですよ」
そ「ありがとう…でも少しはお手伝いさせてほしい」
ま「はい、お願いします」
そんな会話をしていた
なら姉ちゃんが椅子から立ち上がり
姉「お仕事なのでこれで失礼しますね、そらるさん、これからも是非弟をよろしくお願いします。ではこれで…」
姉ちゃんはコツコツとヒールを鳴らし
病室を出ていった
ま「あ、ごめんなさい。姉ちゃん昼から仕事だったから…」
そ「まふのお姉さん綺麗だな」
ズキンッ
ま「え…そ、そんな事ないですよ」
ズキンッ
そ「お前の髪と一緒でとってもサラサラしてるんだろな」
僕はそらるさんの微笑む顔を見れなかった
ズキンッ…
ま「でも…姉ちゃんは…」
そ「まふ?どうした?」
そらるさんが顔を傾け、僕の頬に手を当てた
サラッと頬を撫で、頭にを優しく撫でてくれた
そ「ほら、まふの髪が綺麗に光ってるよ」
僕の髪が窓から入る光に照らされ
綺麗に輝いていた
ま「そらるさん…今日はとっても優しいですね」
そらるさんが体をビクンっと跳ねさせ
撫でる手を止めた
そ「…そんな事ないよ」
ま「そらるさん、僕に隠し事はなしですよ」
僕は頭を撫でていてくれた暖かい手を優しく包み込んだ
そ「俺…いつ死ぬか分からない中…好きな人を1人に残せない…」
ズキンッ…
そらるさんが少し泣きながら言った
そっか…そっか…
そらるさんにも好きな人が…
僕はもう何も言えなくて
そ「…あんなに可愛いくて……優しいやつを残して…いけ…ない……」
もう僕は聞きたくなかった
でももうショックで動けなくて
俯いて黙っていた
そ「まふ…ごめん」
もう僕は耐えられなかった
そうだ…僕はそらるさんが好きなんだ
好きで好きでたまらないんだ…
そらるさん…ごめんなさい…。僕…
チュッ…クチュ……チュ
ま「…んっ!」
静かな病室に
キスの音だけが響く
ま「…そら…るさん…ンッ……」
僕はそらるさんの胸をトンっと押した
そ「…プハッ…はぁ…はぁ…」
ま「…ンッ…はぁ…はぁ」
僕は状況が理解出来なかった
そ「…まふ……ごめん」
もう顔を挙げられなかった
そうだ
僕はそらるさんにキスされたんだ
そ「まふ…帰っていいよ……」
僕は本当に何も言えなくて
何か言わないと…
早く何か…
「好き」って言わないと…
そ「…ごめん……」
ま「…………です」
そ「え…?」
ま「…ずるいです……僕だって…」
1度言葉を発すると止まらなくなった
ま「僕だってそらるさんが好き!ずっと前から好きなんだよ!…自分だけ告って…逃げないで下さい…答え………言わせてください…」
僕は泣きながら言った
ちゃんと伝えられているか、なんて分からない
でも今は言うのが必死で
そ「そっか…今までごめん、待たせてごめん…俺はまふ、お前が好きだ…。俺と付き合ってくれますか?」
ま「当たり前じゃないですか!もう…僕を一人にしないで……」
そ「うん…うん……約束するよ…」
ーーーーーーー
(飛ばしてもいいよ)
作者からです
今回の話は内容が濃くなってしまった…
それでも!みんなが楽しんでくれたなら
それでも全然良いです!
今回の武道館ライブなのですが
行けません(泣)
勉強など色々あり行けません(泣)
それでも行ける方は是非
ご感想聞かせてください!
(まだまだ先…)
次回、そらまふ日常が50回を迎えます。
そしてアクセス数が2万を超え
とても嬉しいです!
本当にいつもありがとうございます
歌い手好きとしてこれからも頑張ります!
何か間違えや、飛ばしている、などありましたら
是非コメント下さると嬉しいです。
これからも月咲をよろしくお願いします!
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