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不思議の国のアリス III
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luzside
まだそらるさんは起きてないのかな
僕は人目のつかない、海岸沿いの倉庫へ来た
中に入るとコツ…コツ…と響きながら音を立てる
そして一番奥のコンテナの後ろに行くと
縛られて倒れているそらるさんがいる。
僕は冷たい目で見下ろす
る「まだ寝てる…」
僕はサラッとそらるさんの髪を撫でる
サラサラとした髪の毛
黒の髪色
僕はこれが好きなんだけど。
こんなやり方じゃないと愛せない自分が憎い
目を覚ますとそらるさんはどんな表情をする?
ここはどこ?それとも俺を睨むかな
分からないけれど…
"とても楽しみだ"
まぁまずは目を覚ましてからの話だね
僕は立ち上がり倉庫を出た
外は倉庫と違い、とても明るい。
みんな不思議に思うよね。
でも、これを気づいたまふくんはどうするのか。
僕はどうしてこんな事をやっているのだろうか。
でも好きなんだよ。これが。
僕は街を歩いて考えていた
まふくんが絶望したような顔が見れる。
成功すればそらるさんは俺のもの。
気持ちがこちらへ向くことは無いと知っていても
その可能性を試したいと思っている俺。
自分自身何をしたらよいのか分からない。
これが見つかれば警察へ行かなければならない。
でも…
る「はぁ、俺何してんだろ」
僕は広場に着いた
広場にはガキたちがギャーギャーと叫び遊んでいる。
広場の桜はもう散り、緑の葉っぱが茂っている。
桜は一瞬なんだよ。
その一瞬の時だけでも皆は桜が見たいと思う。
それは僕の気持ちと同じだろ?
そらるさんの1瞬の好意でいい。
この気持が正常なのか異常なのかは分からない。
でも…こんな愛し方しか出来ないんだ
僕はそらるさんの元へ戻った
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