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午前0時 I
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お酒のことを全然しらない作者が
お酒の事について作品を書くと
どうなるの?
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そらるside
午前0時、子供は眠る時間。
大人達は知っているはず。
指でなぞれば 弾けるほどの快楽を。
午前0時、駅前広場。
静かな町並みで、少し明るく照らされたお店が並ぶ。
俺は仕事終わり。
春の夜はまだ少し肌寒い。
そ「おせぇよ」
町中を小走りで走ってくる俺の恋人。
ま「ごめんなさい!仕事が長引いちゃって…」
そう、まふまふ。
そ「ほら、行くぞ」
俺達はいつものカフェ…いや、バーへと向かった。
入口はとても薄暗く、少し紫やピンクなどでライトアップされている。
ドアを開けると、いつものカランカランという鐘の音ではなく、シャランと小さく鈴の音がなる。
店長「いらっしゃい」
サングラスをかけた店長。
一見、とても怖いが、話すととても優しそうな方。
俺達はいつものカウンターへと座り
俺はネクタイをシュルっと音を立て、緩めた。
まふはスーツのボタンを外し、ジャケットを脱ぐ。
これはいつもの癖。
店長「今日はどのような…」
そ「いつもので」
店長は、はい。と返事をすると後ろの棚からお酒を出し、作業をする。
そして出されたカクテルは
俺は「ジン・トニック」
最初は飲みやすいジントニックを毎回頼む。
まふは「シャンパン」
定番中の定番。まふは必ずこれ。
俺達はカクテルを口へと運ぶ。
ま「美味しい…」
まふは顔を赤く火照らせ言った。
お酒が弱いため、あまり強いお酒は飲めないが
俺がお酒が好きなのを知って飲むようになったらしい
そ「また顔赤いよ」
俺は人差し指でまふの頬をそっと撫でる
ほんのりと熱く、サラッとしていた。
ま「これ、どうかならないですかね」
まふはへへっと笑う。
いつもの笑顔とは少し違い、少し大人びている。
そ「可愛いからそのまんまでいいよ」
俺はカクテルを口へと運ぶ。
今日は少しアルコールが強く感じた。
まふの持っているグラスには綺麗に透き通ってるシャンパン。
でもそれに嫉妬したかのように炭酸の泡が邪魔をする。
シャンパンは待ち合わせなどによく飲む。と言われている。
彼女や恋人、友人を待つ間に簡単に飲めるシャンパンを頼むそうだ。
店長「最近、どうです?」
店長の言う"どうです?"はお仕事の事。
そ「ぼちぼちですね。最近はイベントが多いので少し忙しいです」
店長「それはそれは…無理をなさらずに」
店長はショートグラスをキュッと音を立てて拭く。
まふは顔を赤くしながらその様子を眺める。
まふはいつもバーに行くと、バーテンダーの作業を眺めている。
店長「今度、ここで1曲歌っていただけないでしょうか」
そ「はい、是非」
会話はゾクゾクと続く。
そして俺とまふのグラスにはもうお酒は残っていなかった。
店長「次は何になさいます?」
まふは「ホワイト・レディ」を
ホワイト・レディは名前の通り、白いカクテルで、さわやかな味わい。
ドライ・ジンベースのカクテル。
度数は高め。
女性に人気なカクテルだ。
まふは3杯でいつも終わる。
だから2杯目で甘いカクテルを頼む。
俺は「マティーニ」
定番のお酒。
辛口でアルコール度数が強い。
ドライ・ジンがベースのカクテル。
店長が作るマティーニはとても好きでよく飲む。
まふはカクテルを貰うと少しゴクッと飲むと後は少しずつ飲む。
ホワイト・レディを飲む時の癖。
ショートグラスの場合、冷たく美味しい間に味わっておきたい。
だからいつもよりペースは早めだ。
ショートグラスを持つ指に水滴が付く
その光景はとても綺麗だった。
俺はショートグラスのカクテルを飲む場合
早めに飲み終わりたいのでマティーニは早めに飲む。
そして俺のグラスにカクテルが無くなりかけた頃、
店長「お次は何が良いですか?」
そして俺はいつもより苦めのカクテル
「カンパリソーダ」
を頼んだ。
カンパリソーダは少し苦めで、独特の風味を持ったリキュール。
色は透き通った赤をしていて
オレンジが添えられている。
この苦味が癖になる。
そして店長はカンパリソーダとチョコレートを出してくれた。
カンパリソーダの苦みとチョコレートの甘味がマッチして、とても合う。
そ「まふ」
するとまふは、はい?と返事をしこちらを向く。
俺はまふの口にチョコレートを入れた
ま「ふふっ甘いですね」
まふはニコッと笑った。
でも目に少し涙が滲んでいる。
飲みすぎるとまふは泣くからなぁ
俺もチョコレートを口に運んだ。
そしてカンパリソーダを飲む。
味が喧嘩しない、とは本当にこういう事だと思う。
そしてまふはショートグラスを机にコトンと置き、シャツのボタンを2つ外す。
いつも2杯目で熱くなってしまうらしい。
シャツの間から見えるまふの鎖骨や首筋は少しエロい。
まふは締めに「ミモザ」を
俺は締めに「ギムレット」を頼んだ
まふは1ばんミモザが好きらしい。
ギムレットは少し酸味があり、キリッとした味わいでとても好きだ。
俺達は最後はサッと飲み終わり、
会計を済ませた後、
店を出た。
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