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あの星をもう1度… 36
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まふまふside
え…と言うことは
そらるさんのお母さんと母さんは知り合っていたって事…?
そ「母さん…」
そらるさんは写真の中のお母さんをそっと撫でている。
ま「知り合い…だったんですね…」
そ「うん…俺、まふのお母さんとは知らなかったけど、親友がいた事は聞いてた。」
僕はそっとスマホを閉じる。
僕は深く深呼吸をし、そらるさんに言った。
ま「僕達…会うはずの運命だったんですね」
そ「かもな」
僕達はヘヘッと笑った。
するとインターホンが鳴る。
僕が扉を開けると、おばあちゃんだった。
ま「おばあちゃん!」
叔母「まふゆ…元気だったかい?」
おばあちゃんはどこかズレている所がある。
案の定、僕とそらるさんを間違えている。
そらるさんは優しそうに笑っている。
ま「まふゆは僕だよ!おばあちゃん!」
叔母「ありゃ…」
するとおばあちゃんはそらるさんと僕の腕を引っ張り、自分の方へ寄せる。
そしてそっと2人の頭を撫でる。
叔母「いい子いい子〜」
ま「もう!いい子いい子じゃない!お姉ちゃんは2階に居るから。階段上がれる?」
おばあちゃんは階段をノロノロと上がる。
そ「おばあちゃん元気だなぁ」
そらるさんがふふっと笑っている
ま「はい…おばあちゃんはちょっとズレているんですよね」
僕がそう言うと、そらるさんは少し表情を濁らせ言った。
そ「そうだな。それよりまふ、もう昼だけどお腹は減ってる?」
そう言われると、僕のお腹はグーとなる。
僕は恥ずかしくて顔を抑える。
ま「……すいてます」
指と指の間からチラッとそらるさんを見ると、ふふっと笑っている。
するとそらるさんはカバンを背負い、僕に手を伸ばす。
そ「ほら、買い物行こ」
僕は「はい」と返事をし、そらるさんと近くのスーパーへと向かった。
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