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あの星をもう1度… 62
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まふまふside
ま「これは…?」
僕はそらるさんに見せてもらったパソコンを見て、頭の上にはてなを作る。
パソコンの画面には……うーん…
ごちゃごちゃしていて僕にはさっぱり。
そ「編集って言うか……mix?」
mix…どこかで聞いたことあるけれど、
詳しくは知らない。
ま「mixとは…」
そ「mixはね、録音した声や音源を加工して、より良いものへすること。」
なるほど…
って事は……
ま「って事は…これはそらるさんが歌ったもの…ですか?」
そ「うん…まふが寝てた時に録音してた。おいで」
そらるさんは僕に手を伸ばす。
僕はその手を取り、立ち上がる。
そらるさんはリビングをでて、すぐの左側の扉を開く。
ここはまだ見たことのない部屋だ。
扉は他の焦げ茶色の色の扉と違い、
白い扉だった。
そらるさんがそこの扉を開けると
そこは小さな部屋。
そ「ここは防音室。特別に作ってもらったんだよ」
そらるさんが白い壁をそっと撫でる。
ここの部屋には、マイクと大きなスピーカー、そして小さなデスク。
デスクの上には小さなモニターがある。
そ「当分開けてなかった。でも昨日、まふが気づかせてくれたから、俺はまたここに踏み入れる事が出来た。」
そらるさんは部屋の端に置いてあるあおいギターを取る。
なるほど…ここで録音をしていたのか。
ま「そらるさん…ここで何を録音したんですか?」
そ「ん…メトロノーム」
メトロノーム…?
カチ…カチ…カチ…ってやつ???
そ「メトロノームは米津玄師さんの曲。いい歌だよ」
そらるさんがメロディを流してくれた。
すると…スッと頭に入るメロディ。
とても優しい心地よい音が僕を包む。
ま「凄い…」
そ「うん…米津さんは本当にすごいと思う。まふ、そろそろ朝ごはん食べよ」
時計を見ると7:30だった。
僕達は部屋を出た。
リビングに戻ると、そらるさんはキッチンへ向かう。
僕はそっとソファに座る。
そしてスマホを開いて少し調べてみた。
"アーティスト"について。
アーティストと言ってもたくさんあった。
でもどんどん見ていくうちに惹かれたものがある。
そ「まふ、朝ごはん出来たよ」
ま「あ!はい!」
僕はスマホを閉じて、朝ごはんを食べた。
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