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あの星をもう1度… 63
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まふまふside
ま「美味しかったです!」
そ「うん、じゃぁお皿持っていくね」
そらるさんは僕のお皿とそらるさんのお皿をキッチンへ運ぶ。
そ「今日…どこに行きたい?」
そらるさんはお皿を洗いながら、僕に聞く。
デートの事だと考えるとどんどん恥ずかしくなる。
ま「行きたい…場所…ですか」
そ「どこでもいいよ、ここから近いなら…水族館?」
水族館か!
いいかもっ…しれない
ま「水族館行きたいです!」
そ「じゃぁ水族館行くか」
ま「はい!」
もう楽しみで仕方なかった。
でもまだ8時。
水族館が開くのは9時なんだけど
まだあと1時間…
1時間だけでも楽しみで仕方が無い。
そ「じゃぁ用意しておいで」
ま「はい!って…」
僕…服持ってきてない…
用意も何も…
そ「あ…服持ってきてないか。ちょっと待って」
そらるさんはキッチンから出てきて
奥の部屋へ向かう。
それに僕もついていく。
そらるさんがガバッとクローゼットを開くと驚いた。
クローゼットはウォークインクローゼットだった。
その中にはたくさんの服。
中にはタキシードや豪華なスーツ。
それに普段着もある。
ま「タキシード…凄い」
そ「あぁ…親父のだから気にしないで」
そらるさんは奥から
七分丈のグレーのジャケットとジーンズを取り出す。
さすがそらるさんという感じで、凄いオシャレだ。
そ「それで決定ね」
そらるさんが優しく笑う。
僕はその笑顔が眩しすぎて、僕は渡された服でつい顔を隠してしまう。
ま「そらるさんは…どんな服着るんですか…」
僕は照れ隠しとして、ふてくされながら、そらるさんをちらっと見ると、
そらるさんは「うーん」と悩んでいる様子だった。
そ「こんなかんじ?」
そらるさんが持っているのは白い薄いジャケットに黒ジーンズ。
あー!もう
カッコよすぎる。
ま「……良すぎ…ます」
カッコよすぎてうまく伝えられない。
もうそらるさんは本当に…ずるいと思う。
そ「うん、じゃぁこれにする」
そらるさんがふふっと笑う。
笑うと可愛いのに、普通の時はカッコイイ。
なんだよこれ!本当に良すぎ。
そ「じゃぁ、着替えるか」
そらるさんが上の服を脱ぐ。
僕はビックリして、つい後ろを向いてしまった。
そ「ん?まふ?」
ま「いや…あの……/////」
僕が恥ずかしくて、ゆっくりと着替えていると
そらるさんがそっと肩に触れる。
そしてついつい、そらるさんを見てしまう。
引き締まった体に、白い肌。
そ「ふっw気にしすぎ」
そらるさんが笑う。
もう僕は恥ずかしくて死にそうだった。
そ「お嬢様、お一人でお着替え出来ますか?」
そらるさんがお嬢様と呼ぶ時はSのスイッチが入った時か、からかわれている証拠
ま「大丈夫…です」
そ「じゃぁ、着替えてリビングおいで」
そらるさんはいつの間にか着替え終わっていた。
そらるさんが部屋からでると、僕は大きく深呼吸をして、服を着替える。
サイズはMサイズだったからぴったしだった。
ま「着替えました…」
僕が部屋のドアからちょこっと顔を出すと、そらるさんがソファーに座って手招きをする。
僕はそらるさんの横に座る。
そ「お嬢様をおめかししましょう」
そらるさんがニヤッと笑う。
ま「え?」
するとそらるさんは引き出しから、ワックスを取り出し、
僕の真ん前に立つ。
そらるさんの匂いがふわっと香る。
そらるさんはワックスを手に馴染ませ、
僕の髪に付ける。
その手はとっても器用だった。
さすがそらるさんだ。
何本か髪の束を作ったり、ストレートアイロンを使ってセットしている。
そして最後に全体と馴染ませ、完成。
そらるさんに渡された鏡を見てみると
自分じゃないみたいで驚いた。
ま「凄い…僕じゃないみたい…」
そ「お嬢様、お似合いですよ」
そらるさんがふふっと笑う。
もう、本当にカッコイイ。
そらるさんは自分の髪の毛をセットしている。
そらるさんは髪の量が多いから、ワックスを全体に馴染ませるだけでいいらしい。
学校の時とは違う、少し大人っぽくカッコイイそらるさん。
そ「じゃぁ行くか」
僕達はカバンを持って外に出た。
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