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あの星をもう1度… 69
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そらるside
\ピピピピピ/
アラームがなる。
俺は重い瞼を開き、スマホを見る。
すると7:30だった。
そ「はぁ…」
今日は休みを取った。
まふ…大丈夫かな。
昨日葬式だったらしいし…。
今日行かなければよかった…。
色んなことを考えていると、インターホンがなる。
モニターを見ると志麻だった。
志麻は黒いタキシードを着ていた。
そして髪にはワックスバリバリ。
そ「いいよ、入って」
志「ん、ありがと」
志麻の靴はピカッと光る光沢のある革靴。
まぁこんな格好するのも今日だけだけど。
志「全く用意してないやん」
そ「俺も寝てたんだよ」
志麻がドスンとソファーに座る。
俺は自分の部屋に向かい、ウォークインクローゼットを開く。
そしてまふが不思議そうに見ていた、白のタキシード。
まるで結婚式のときのような服。
俺は着替え、部屋に戻ると志麻が驚いた様子でこちらを見る。
志「あ、前とちゃうやつやん。それカッコええなぁ」
そ「この前送られてきたんだよ。こんなのいらねぇのに」
すると志麻が笑う。
そして立ち上がり言った。
志「流石社長の息子さんは違うねぇ」
そ「そうやって呼ぶな。あと勝手にコーヒーメーカー使ってんじゃねーよ」
志麻がキッチンにたち、コーヒーメーカーを使っている。
俺はカウンターの椅子に座る。
志「まふ君の事ええの?」
そ「なにが?」
志麻がマグカップに入っている出来立てのコーヒーを俺に渡す。
俺はそのコーヒーを受け取り飲む。
志「そらるの事やから、パーティ行かんのかなって思ったけど、今日は素直やな」
そ「まぁな。俺もアメリカ行くこと決めたし」
すると志麻がカタッとマグカップを置き、俺を見つめる。
志「え…?本気で言うとる?」
そ「まじ、1年間あっちに行く」
志「でもそれしたら"アイツ"が…」
そ「それは認めない。けど1年したらスグに抜け出して帰ってくる。その時はお前も一緒だろ?」
すると志麻はコーヒーを一気に飲む。
そしてコトッとマグカップを置くと
ニヤッとした顔をみせる。
志「当たり前。俺の恋人が待ってるからね」
そ「はいはい」
するとブーブーとスマホがなる。
そ「はい、もしもし」
?「蒼夜様、お車の御用意が出来ました」
そ「わかった。」
俺はプツンと電話を着る。
そして立ち上がる。
志「行きますかぁ」
そ「あぁ」
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