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あの星をもう1度… 78
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まふまふside
僕は涙が止まらなかった。
するとそらるさんはしゃがみこみ、僕の頭をそっとなでる。
そ「遅れてごめんな」
そらるさんのせいじゃない。
でもその優しさが僕を優しく包む。
ま「そらるさんっ!」
僕はそらるさんに抱きついた。
そらるさんは優しく撫でてくれた。
白い服は…タキシード?
ま「タキシード…ですか?」
白くとても綺麗でカッコイイ。
そ「あぁ、うん。ごめんな、ほら、いこ」
そらるさんは僕をおんぶしてくれた。
そらるさんからはあの甘い香りと、少し大人っぽい匂い。
髪はワックスでセットされていて
結婚式の新郎さんみたいで…とってもカッコイイ。
この服装ということは、帰らずに来てくれたという事。
僕は安心してそらるさんに身をゆだねる。
そ「遅れてごめんな、怖かっただろ?」
ま「…いえ……そらるさんは悪くないです」
そ「ううん、お前をこんな夜中に外に出した俺が悪かった。何もされてない?」
僕はコクンと頷く。
そ「そっか、良かった」
そらるさん…絶対疲れてたと思う。
なのに僕にこんなに優しくしてくれた。
もう僕はそらるさんがいないと
ダメなんだ…。
今、このそらるさんの優しさが僕を助けてくれる。
でもそれはきっと
そらるさんの重荷になっているんだ。
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