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ようやくルイスの見慣れた景色が見えてきた。
それはホテルのすぐ側である。
車は地下駐車場ヘ入っていき、ホテルの地下フロント前で停車した。
『ルイス様、到着しました』
『ああ、ありがとう、ノエル。』
『...しばらくの間、2人きりの方が宜しいですか?』
『...そうだな。何かあればすぐ呼ぶ』
『かしこまりました。』
ドアマンが、後部座席のドアを開ける。
ルイスは、再び悠を抱き上げ、ホテル内ヘ入って行った。
そして、地下からルイスの最上階の部屋まで直通で行けるエレベーターに足早に乗り込む。
ー辛そうだなー
ルイスは、自分に抱き抱えられている悠に目をやる。
彼の視線に気がついたのか。悠は弱い力を両手に込め、ルイスの胸を押した。
「どうした?」
ルイスは尋ねる。
「あの、自分で、歩けます...」
震える声で小さく話す。
「そうか、でも時期に着く。もう少しだけ我慢しておくれ」
「......っ」
チーンと一つ音がなる。
エレベーターが最上階に到着した合図だ。
ルイスは、そのまま室内へ入ると、悠を寝室に運び、ベットの上に下ろした。
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