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ねえ、先生 22
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先生の舌が僕の歯列をなぞると、僕の腰はビクビクと震える。
「終わりだと思ったか。…終わらねぇよ。……秋山、お前は自分の言動を反省して、……覚悟しろよ?」
「い、──いやああ…!」
僕の抵抗は虚しく無視され、僕は替えのズボンを汚さないように突然、脱がされて、大人の先生というものに、先生はどういう人なのかを知らしめられました。
────
先生とはどういうものなのか知らしめられた後、僕はほぼ全裸の状態で布団をかぶっていた。
「もう恥ずかしさで死にたい」
「秋山が悪い」
「腰が痛い」
「秋山が悪い」
「お尻が今まで感じたことない位に痛い」
「秋山が悪い」
少し間を置いて僕は口を開く。
「先生好き」
「俺も好きだけど」
「……これだから先生は」
「なんだよ」
「好きなのやめられない」
「やめたらさっき以上に酷いことしてやる」
「やめません」
物凄いくだらない会話に、僕と先生はふきだして笑った。
先生は僕のオデコを撫でると、軽くキスをしてくれた。
「ねえ、先生」
「ん?」
「……大好き」
「俺もだ」
「仕事頑張ってね」
「もう邪魔するなよ」
僕は先生の言葉にクスクス笑って、頷いた。
先生が離れていく姿を見ながら、僕は微笑んだ。
生徒と先生なんて、イケナイ関係なんだろうけど、もう関係ない。
好きすぎて止められないのに、ダメだなんて言われたくない。
そんなことを我慢出来るくらいなら、恋愛なんてきっとしていない。
この気持ちが嘘だと誰かに言われるのならば、僕はもう恋愛なんてこの世にはないと思う。
……こんなにも好きな気持ちが溢れることってあるんだな。
布団を頭から被り、先生に聞こえないほどの小さい声をかけた。
「ねえ、先生……」
好きだよ。
これまでもこれからも。ずっと。
僕は疲れた身体を休めるために、目を閉じた。
その日は、今までで一番幸せな眠りだったと思う。
───end
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