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アルベルトはエリスの下半身を覆う布を肌蹴させ、熱が集まり固くなったモノを取り出し彼に命じた。
「…っ、…ん…ッ」
彼の言う通りに自身を握り込み、手を緩く上下させる。
すると待ちわびていた刺激を身体は素直に悦んで固さを増し、それと同時にエリスは自分の羞恥と葛藤した。
そんな陵辱に耐えるエリスの姿をアルベルトは余興とでも言わんばかりに酒を口にしながら悠々と眺める。
「もっと脚を開いて全てを見せろ。お前が隠したいもの程、俺は見てみたい」
アルベルトの視線が、声が、肌や耳に纏わりついて離れない。
それはエリスの理性を徐々に蝕み、甘い毒のように思考を支配する。
「あ…ッ、あぁ…ッ、ん…ぅ…ッ」
「溢れてきてるな…。まだイクなよ?」
「…?ンンっ…!ふ…ッ、ぅ…ッ」
酒をテーブルに置き、姿勢を起こしたアルベルトは前を肌蹴させ固く腫脹する自身をエリスの口内に捩じ込んだ。
酒とは違う、男の味が口の中に広がって自分でも驚く程興奮している。
もはやこの行為がアルベルトの為なのか自分の為なのかすら認識できないままエリスは彼のモノを口内の粘膜で丁寧に愛撫した。
だが不意にアルベルトの呟いた言葉がエリスの思考を一瞬にして冷やす。
「っ…く、さすがに…良く仕込まれている」
「──!!」
何の事だ…?
男を悦ばせる術のことか、それとも────。
彼が自分を信用していないのは何かの確信を得ているせいでは?
夢でも見ている途中に引き戻された感覚で行為を止めたエリスの頭を掴み、アルベルトは昂ったモノを更に深く突き挿れた。
「ンっ…!ンンっ!」
「イイところで止めるな。もう少しで出るから全部飲めよ?それにお前も手を止めるな、ちゃんと果てろ」
アルベルトは吐息混じりの声を上から降らせて自らも腰を揺らした。
彼の限界は近い。そしてそれはさんざん弄んだエリス自身も。
熱の塊が舌に擦り付き、喉の奥まで犯される息苦しさでろくに息すらできない。
そんな状態でも快楽を感じる自分自身を軽蔑しつつ、エリスは自身を扱く手を速めて高みを引き寄せた。
「っ……出すぞ…っ!」
「ンっ…!んぅ……っ!」
口内で跳ねたアルベルトのモノが欲を吐き出し、その直後にエリス自身も自分の白濁で手を汚した。
後に残るのは快楽を得た後の微睡みと気怠さ、そして酒がもたらす極度の眠気が襲う。
「これで…っ…満足でしょう?ご自分の部屋に、戻られ…て、下さい…」
「……ああ。そうするよ」
彼からの返事を聞いたかどうかはっきりしない内にエリスの身体から力が抜け、そのままポスンッとソファーに身体を沈め静かな寝息を立て始めた。
「全く……お前は悪魔なのか天使なのか…。おい、誰かいないか!」
「はい。アルベルト様、何か…!?これは……」
部屋の外に控えていたエドリオは二人の光景を見て驚愕し、全てを察したすぐに溜め息を吐く。
「酒を呑ませて少し遊んでやったら終わった途端これだ。始末をしてやれ」
「かしこまりました。ですが皇子、もう少し警戒をされては?」
「十分しているだろ。ベッドへは行かなかった」
「あなたという方は……」
苦い顔で注意を諭すエドリオを軽くあしらい、アルベルトは眠り込んだエリスの額にそっとキスを落とした。
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