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「そんなに中に欲しいのか……厭らしい奴だ」
「──っあ…!う…っあ、あぁ…!」
胸の飾りを弄んでいたアルベルトの手が下半身の前側へ伸び、エリスの股を割って彼の後孔へと押し入る。
埋まった指が中で蠢くたびに熱い湯が侵入し、エリスは味わったことのない感覚に背を反らし喘いだ。
「あぁっん…!アル、ベルト…様…!」
「"アル"でいい。お前のイイところはどこだろうな……この辺か?」
「ひッぁああ…!ダメ…!そこッダメ…っ!」
アルベルトの指は彼の敏感な一点をすぐに探し当て、そこを引っ掛けるように何度も挿入を繰り返した。
そのたびにエリスを耐え難い快楽が襲い、彼はびくんッと身体を跳ねさせ湯を波立たせる。
────もう限界だ。
「…っ、エリス。やりかけたんならちゃんとやれ。手が疎かになっているぞ?」
「は…ぁッ、でき、ない…、挿れて…っ」
「…ったく。敏感にも程があるな…。ほら、こっちへ来い」
「っ……?」
与えられていた一切の快楽を中断されたエリスは、自分の腕を引いて浴槽の外へ出るアルベルトに物欲しげな視線を送る。
吐き出せない情欲の熱を募らせながら目で追っていると、アルベルトは常備されていた石鹸を手に戻り綺麗な笑みを浮かべた。
「ここに手を着け。ちゃんと脚を閉じてろよ?」
「なにを…?っ!?あッ、あぁ…っ」
「声も抑えろ。扉の向こうには召使い達が控えている。お前が聞かれたくないなら…な?」
石鹸を付けたアルベルトの手がエリスの陰茎や内腿の間を通って滑りを広げる。
少し骨張った彼のしなやかな指が睾丸をやんわり揉みしだき、エリスの張り詰めたモノを軽く扱き出すと意識がそこに集中した。
クチュッ、クチュッ、と卑猥な水音を響かせて泡立つ自分のモノを目に映したエリスは自分が滑稽なものに思えてくる。
快楽に流されそうになりながらギリギリの所で理性を手放さないよう繋ぎ止める。
今まではこれが難なく出来ていたのに、アルベルトが相手では思うようにいかない。
エリスはどうにか主導権を奪おうと考えを捻るが、それは新たな刺激に邪魔されて叶わなかった。
「ッ!?うッ…、ああぁ…っ!ダ、メ…!」
背後から腰を掴まれたかと思えば閉じた内腿の間からヌルリとアルベルトの雄々しく熱いモノが挿し込まれ下半身の疼きが増す。
「はぁ…ッ、しっかり脚を閉じろって。気持ちいいか?」
「あっ…!アル…っ!も…っ嫌、中…っ、挿れ、て…!」
柔らかい内腿の間でアルベルトの熱が挿入を繰り返すごとにエリスの敏感な場所をいくつも刺激する。
腰を打ち付ける音に耳を侵され、腰を抱く逞しい腕が繋がっているかのように錯覚させ、さっきまで指を咥え込んでいた秘所が切なくヒクついた。
それでもアルベルトは挿れる気配をみせず、固さと体積の増す陰茎で会陰を擦り上げる。
「っ…エリス…!」
「やッ、ぁあ…!出ちゃ…ぅ、アルっ…!ぁあああ…っ!」
内腿の筋肉を痙攣させ、エリスの陰茎がアルベルトの手の中で大きく震え精液を吐き出すと、アルベルトも数回腰を強く打ち付けて彼の脚間に精液を放った。
ドクッドクッ、と脈打つたびに熱く白い体液がエリスの肌を伝う。
それがたまらなく切ない気分にさせる。
「お…っと、しっかりしろよ。逆上せたか?」
アルベルトの腕に解放された途端足元をふらつかせたエリスをまた彼の腕が支えた。
まるで自分だけが快楽に翻弄された気がしてエリスは反抗的な目で彼を睨む。
だがその目元には未だ欲情の色が残っていた。
「一人で歩けないなら部屋まで抱いて行ってやろうか?」
「っ、結構です…。自分で戻れますから」
「なんだよ、さっきまであんなに可愛く啼いてたのにもうつれない態度だな?」
アルベルトはどこまでも高圧的で傲慢で……エリスの心を掻き乱す。
これが彼の全てなのだろうか。本当はもっと違う顔があるんじゃないか?
エリスは頭の中にふと彼に対する興味を覗かせた。
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