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「──ンっ、あ…ッ」
服の裾を捲り上げ、アルベルトの唇がまだ柔らかい胸の飾りを啄ばみリップ音を鳴らす。
手首の痛みは相変わらずあるものの、別の甘美な刺激がそれを和らげるようにじわじわと広がりをみせた。
「どうだ、イイだろ?」
「っ、アル…っ…」
「物欲しそうな顔をして…どうした?」
胸から下りてくる舌先が臍の窪みを押し舐めてエリスの発情を増幅させる。
アルベルトは挑発的に上目遣いでエリスを見上げ、その深く赤い情熱的な瞳は確かに情欲で揺れていた。
それなのにいくらエリスが頷いたところでアルベルトは自身を与えようとはせず、彼の腫脹したモノを指で弄ぶ。
「あぁ…ッん、焦らさ、ないで…」
「そんなつもりはない。だが前に言ったよな?"お前次第だ"…と。」
「…?私にどうしろと──ッぁああっ…!!」
一度エリスから離れ、壁掛けの棚から何かを手に戻ったアルベルトは透明な蜜が今にも零れそうな彼の陰茎に黒い皮のベルトを巻きつけた。
「これを外さない限りお前は果てることが出来ない。外して欲しければ正直に言え」
「っく…、一体何を…っ!?」
苦しそうに喘ぐエリス自身の先端を指先でヌルヌルと擦る。
愉悦に揺らぐ彼の表情にアルベルトはゾクリとしたものを腰に感じて欲を膨らませる。
エリスは今、欲情に支配されている。
その確信を持ってアルベルトは口を開いた。
「お前はどの国の人間だ?」
「…だから、知らないんです…!」
「知らない訳ないだろ。生まれの国ならまだしも、今まで住んでいた国くらいは覚えているはずだ。それともお前はずっと一人で洞穴の中にでも居たのか?誰とも言葉を交わさずに?」
「あっぁっ!やめっ…!あっ、あぁ…ッ!」
きつく締め付けられた陰茎を軽く扱かれ、今にも射精してしまいそうな程張り詰め苦しそうにアルベルトの手の中でビクビクと跳ねる。
「お前はどこに住んでいた?主は誰だ。言え」
「……っ、ここから南にある国っ…、主なんて、いない…!」
エリスの答えにアルベルトはその国を思い浮かべた。
そこは傘下の国だ。だが才のない国王のせいで情勢や治安は思わしくない。
「それは嘘だな。子供が一人で生き延びられるほど、あの国の治安は良くない。お前を飼っている者がいるはず」
「ほんとに…っ…いない…ッ、いないんだ!」
「強情だな…まだ足りないか?」
そう呟いてアルベルトが再び棚に手を伸ばすとエリスは首を横に振って拒否の意を示す。
だがアルベルトには届かなかった。
涙を浮かべて彼を睨み付けるエリスの姿は目を見張るほど淫靡で彼を十二分に欲情させている。
「媚薬は使った事があるか?酒ですらあんなに酔うなら、これも良く効くだろうな…」
「や…っ、止めッ……!そんなに信用できないなら…っ…さっさと始末すればいいだろ…!!」
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