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「......んんっ!ぁ......すっ......ずはらぁっ......」
蕾をかき回され続けて、何度も空イきして、顔を涙でぐちゃぐちゃに濡らして、それでも鈴原の名を呼び続けていると、やっと鈴原が声を出した。
「......名前だけじゃわからない」
「ぁ......」
それは少し拗ねたような悲しい声。
鈴原は蕾に入っているのと反対の手で、俺の頬を撫でる。
その手つきはすごく優しい。
そこで、言葉で言われないと不安になるのは俺だけじゃないんだと気づく。
このドSで変態で束縛魔でわがままな後輩は、実は甘えん坊だったらしい。
今日は鈴原の思い通りにならねえって思ってたのに......そんな声反則だろ......。
降参することにした俺は添えられた手に頬ずりをする。
イき過ぎで頭が溶けきっている俺は、素直に口にすることができた。
「すず、はらっ......好きっ.......すずはらに、抱かれたい......抱いてっ?」
「......っ」
「すずはらしか......んっ......ありえない、からぁっ......」
「先輩......」
ネクタイが外されて、明るくなった視界にいるのは、俺の愛しい恋人。
鈴原は蕾から指を抜いて、申し訳なさそうに俺を見つめる。
「......陽先輩。ごめん、俺.....」
「いいから......なまえ、もっと......よんで?」
俺がそう言えば、鈴原は俺の額にキスを落とす。
そして目線を合わしてから、俺が欲しかった言葉を言ってくれる。
「.......陽先輩、大好き」
「......俺も......だいすき......」
どちらともなく、唇を合わせ、俺たちは愛を確かめ合った。
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