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「ちょっ、鈴原っ!冷てえ!」
俺の家に入るなり、風呂場に連れてこられて、服を着たままシャワーをかけられる。
「その汚れた身体、洗ってあげてるんですよ」
「......っ」
怖い。
鈴原が今までにないくらい怒ってる。
覚悟はしてたけど、やっぱりどうしようもなく怖かった。
「ご......ごめっ」
俺に出来るのは謝ることくらいなのに、鈴原はそれさえ許さない。
「謝ればいいと思ってる?」
「.....っ」
「あの状況であいつかばったんだから、これって浮気だよね?」
「そんなことしないっ!!」
「じゃあ、あんたのなかに入ってる白いのは何?さっき見えたんだよね。あいつに挿れられたの?」
「ち、ちがっ......」
それは俺の精液だと言う前に、鈴原はため息をつく。
「はぁ......。違うって言っても、肝心なこと何にも言わないで、それでどうやって信じろって?なんで立花をかばったんですか?」
「それはっ......」
俺は言葉につまってしまう。
だって、あいつの過去はそう簡単に人に言っていいものじゃない。
立花は、俺だから教えてくれた。
雇い主以外には初めて話したと言っていた。
だから、俺から鈴原に言うわけにはいかない。
「それは......いえねえ......」
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